WRC Acropolis Rally Greece 2022 DAY2
アクロポリス・ラリー・ギリシャのデイ2は、ラミアのサービスパークを中心に3本のステージを各2回走行。6本のステージの合計距離は147.98kmと4日間で最長の一日でした。天気は前日に続き晴れ、気温は日中40度近くまで上昇し、路面は終日ドライコンディションが保たれました。デイ3はグリップが低く滑りやすいステージが多くあり、アクシデントやトラブルで大きく遅れたり、リタイアをする選手が続出。サバイバルラリーの様相を呈しました。
この日を首位でスタートしたローブ。SS8で2位とのギャップを広げる事に成功したものの、ロードセクションでPuma Rally1がパワーダウン。オルタネーターベルトトラブルの修復を試みましたがSS9スタート前に問題を解決する時間がなくなりリタイヤを決めました。ローブがトップでリタイアするのは、5月のラリー・ポルトガルでドライバーのミスによりクラッシュして以来、今季2度目になります。
またSS10で総合2位に順位を上げたラッピは、午後のSS12で燃料供給系にトラブルが発生。速度を落としてステージを走りきった後、ロードセクションでデイリタイアとなりました。
ローブに代わりこの日を首位で終えたヌービルは土曜日に3つのステージで最速。タナクは昼のサービスで、SS9からテナックを悩ませていたディファレンシャルの問題に対応しこの日を2位で、ラリー・イタリア・サルデーニャ以来のWRC参戦となるダニ・ソルドが3位につけ、Hyundai の1-2-3になっています。
競技最終日となる9月11日(日)は、ラミアのサービスパークを中心に、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで走行します。そのうち、SS14の再走で今大会の最終ステージとなるSS16「エレフテロホリ2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。3本のステージの合計距離は45.06km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は208.88kmとなります。
1 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) 3h06m34.4s
2 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +27.9s
3 Dani Sordo/Cándido Carrera (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +52.9s
4 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m00.0s
5 Pierre-Louis Loubet/Vincent Landais (Ford Puma Rally1 HYBRID) +2m40.1s
6 Craig Breen/Paul Nagle (Ford Puma Rally1 HYBRID) +3m47.2s
7 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +4m41.2s
8 Emil Lindholm/Reeta Hämäläinen (Škoda Fabia Rally2 evo) +5m58.4s
9 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia Rally2 evo) +6m43.0s
10 Yohan Rossel/Valentin Sarreaud (Citroën C3 Rally2) +7m27.8s
19 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +16m04.1s