Sébastien Loeb

第46回ダカールラリーの金曜日に行われた最終ステージで、カルロス・サインツの近未来的なアウディRS Q e-tronが、サウジアラビアの危険な砂丘、山、渓谷が続く5,000kmの道のりを、電気ドライブトレインを搭載したクルマで初めて制し、歴史に名を刻んだ。61歳のサインツとコ・ドライバーのルーカス・クルスは、スピードを追求するタイミングと戦略を切り替えるタイミングを実証し、スペインのレジェンドにとって4度目のダカール・タイトル獲得となった。

カルロス・サインツは、オフロードレースでの経験をすべて注ぎ込み、かつてない48時間のクロノステージに向けて戦略を練った。カルロス・サインツはスタート順17番目を確保し、戦術を見事に的中させ、最も近いライバルであるチームAudi Sportのマティアス・エクストロムに20m21秒の差をつけ、総合首位で第6ステージを終えた。