WRC RALLY MÉXICO 2023 DAY3

WRC RALLY MÉXICO 2023 DAY3

ラリー最終日は、サービスパークが置かれるレオン周辺の山岳地帯を中心とする4本のステージを走行。その合計距離は61.53kmでした。最終日も比較的天気は良く、一日を通してドライコンディションでの戦いになりました。 

セバスチャン・オジェが、日曜日の午後、グアナファト・ラリーメキシコで優勝し、すでに持っている素晴らしい記録に新たな記録をつけ加えました。2023年のパートタイムキャンペーン、2回目のラリーをスタートさせたフランス人は、北米のイベントで記録的な7勝目を挙げ、メキシコの栄誉の頂点に立ちました。

35.8秒のアドバンテージで最終レグを迎え、トヨタ・ガズー・レーシングにとっては比較的楽な日曜日でした。

残りの4つのステージを見事にクリアし、ウルフパワーステージで最大限のボーナスポイントを獲得し、2008年にFIA世界ラリー選手権デビューを果たしたティエリー・ヌービルに27.5秒の差をつけてフィニッシュしました。

「この週末はクルマが素晴らしく、我々とチームにとって欠点のないラリーだった」とオジェは語り、現在ヌービルに3ポイント差をつけてドライバーズ選手権をリード。

“次のラリーをやる以上、そこの道で最初にスタートすることは重要だし、チームのためにもポイントを獲得することは重要だった “と、クロアチア・ラリーにも言及しています。

ヒュンダイi20 Nを操るヌービルは、オジェのチームメイトであるエルフィン・エヴァンスと激しいバトルを繰り広げ、ファンをハラハラさせた。5.3秒差でスタートしたヌーヴィルは、サスペンションアーム破損に阻まれたウェールズ人ドライバーに迫り、コンマ4秒の差で2位を奪取。

K・ロバンペラは、この3人のペースについていけず、4位でフィニッシュするのがやっとでした。ロバンペラ選手は、ヒュンダイのD・ソルド選手との差をさらに広げ、1分以上の差でゴールしました。

M-Sportフォード・プーマのオット・タナックは、ターボチャージャーの故障により金曜日の朝に14分以上もの時間失いましたが、日曜日さらにギアを上げ、総合9位まで浮上、新たな目標であるトップ10入りを果たし、ポイント獲得のチャンスを最大限に生かすべく、パワーステージに臨んだ。メキシコのグラベルロードを余すところなく使い、アグレッシブなドライビングでパワーステージ2位を獲得し、チャンピオンシップに4ポイントを追加しました。

WRC2仕様のシュコダ・ファビアRSラリー2でガス・グリーンスミスが総合6位と健闘した。その後方には、サポートカテゴリーで活躍するエミール・リンドホルムとオリバー・ソルベルグが続きました。WRC2のスター、カジェタノヴィッチもトップ10入りしています。

WRC次戦は、4月20日から23日にかけて、クロアチアの首都ザグレブを中心に開催される「クロアチア・ラリー」です。2021年に初めてWRCとして開催されたこのイベントは、今年で3年目。路面はターマック（舗装路）となり、ステージは高速なセクションとテクニカルなセクションの両方を含みます。また、路面の舗装状態が頻繁に変化するためグリップが安定せず、コーナーイン側の未舗装路部分をショートカットする「インカット走行」により、多くの砂利や泥が舗装路の上に掻き出されます。そのため非常に滑りやすく、難しいラリーとして知られています。 

Final Overall Classification – Rally México

 
2023 FIA World Rally Championship for Manufacturers’ Standings
After round 3
 

 
 
2023 FIA World Rally Championship for Drivers’ Standings 
After round 3