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WRC Croatia Rally 2021 Day 1

WRC初開催となるクロアチアの初日。サービスパークの南西エリアで4本のステージを各2回走行。8本のステージの合計距離は99.82kmでした。WRCでターマック(舗装路)のステージだけを走行する「フルターマックラリー」が行われるのは2019年の8月以来で、WRC初開催イベントに加え、ピレリ・タイヤを履いての初ターマックラリーとなるため、各チームともデータが十分ではない状態。夜中に降った雨は朝までに上がり、金曜日は早朝から好天に恵まれました。しかし、午前中のステージに関しては一部に濡れた路面が残り、また、ドライ路面であっても舗装の状態が刻々と変化する、非常にトリッキーなコンディションとなったそうです。 

初日を首位で終えたのはヌービル。「今日の結果にはとても満足している。朝、カレ(ロバンペラ)が転倒したとき、私たちの最大の目標は、路面の良いポジションを利用して差をつけることでしたが、それができました。午後は、その差を維持したいと思っていました。もちろん、常にリードを広げることが目標ですが、いくつかの部分で苦戦しました。最初に走った区間はグラベルが多く、トラクションがかかりませんでしたし、少しスピンもしてしまいました。この日は6秒ほど遅れてしまったが、ランチタイム・サービスのときよりも総合的なリードを少し広げられたので、これには満足している。明日もみんなで頑張ります。ステージは難しいですが、私は好きなので、このままトップをキープしたいと思います」とコメントしています。

2位は、キャリア通算600本目のベストタイムを記録したオジェが付けています。

トヨタのロバンペラは、滑りやすい右コーナーへの侵入スピードが高く、タイヤのグリップを失いクラッシュ。ラリーからの撤退が決まっています。

勝田選手は、ジャンクションでのオーバーシュートやエンジンのストールによって遅れ総合9位。新井選手は残念ながらクラッシュでマシンを止めています。

1 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 Coupe WRC) 55m36.8s
2 Sébastien Ogier/Julien Ingrassia (Toyota Yaris WRC) +7.7s
3 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota Yaris WRC) +8.0s
4 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 Coupe WRC) +31.9s
5 Craig Breen/Paul Nagle (Hyundai i20 Coupe WRC) +54.8s
6 Adrien Fourmaux/Renaud Jamoul (Ford Fiesta WRC) +1m14.7s
7 Gus Greensmith/Chris Patterson (Ford Fiesta WRC) +1m21.7s
8 Pierre-Louis Loubet/Vincent Landais (Hyundai i20 Coupe WRC) +1m31.5s
9 Takamoto Katsuta/Dan Barritt (Toyota Yaris WRC) +2m23.2s
10 Mads Østberg/Torstein Eriksen (Citroën C3 Rally2) +3m17.6s

競技2日目となる4月24日(土)のデイ2は、サービスパークの南西エリアで、4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。8本のステージの合計距離は121.92kmと、今大会最長1日となります。また、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は458.37km。