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RallyFunJapan | WRC Rally Italia Sardegna 2022 Day2

WRC Rally Italia Sardegna 2022 Day2

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デイ2はサルディニア島の西海岸、アルゲーロのサービスパークを起点に、島の北部で8本合計131.82kmのグラベルステージが行なわれました。前日に続き天気は良く、気温はかなり上昇。路面は終日ドライコンディションが保たれました。

デイ1で首位に立ったラッピは、オープニングのSS10の道幅が狭いセクションでコントロールを失い、クルマの両サイドを連続でヒットし、リヤの左右を破損。競技続行不可能となり、残念ながらデイリタイアとなりました。

その結果、トヨタ勢では総合6位に順位を上げた勝田が最上位となり、それを総合7位ロバンペラが追う展開に。ロバンペラは続くSS11で勝田を抜き総合6位に上がりました。SS12ではドライバー選手権2位につけるヌービルがリタイアとなったことで、ロバンペラは大きなリスクを冒して順位を上げる必要がなくなり、確実性の高い走りにシフトしました。

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ラッピに代わって首位に踊り出たのは6ステージぶりにステージ優勝を獲得したタナクでした。この日、ラッピから0.7秒差でスタートしましたが、ラッピはオープニングのテンピオ・パウサニアでクラッシュ。

タナクはラリーを見事にコントロールし、昼のリグループとタイヤフィッティングゾーンまでに総合リードを拡大。さらに午後のループでも3つのステージで勝利を収め、その優位は揺るぎないものとなった。

Ott Tänak

“今日はとても良かった。マシンのフィーリングがとても良くて、物事をコントロールすることができた。正直なところ、このような走りはかなり久しぶりだった。コンディションが暑いとき、特に昼休みはちょっと大変だったけど、それ以外は路面もよく持ちこたえてくれた。楽しかったです。今朝の第1ステージでは、エサペッカがまだ戦っていたとき、僕たちは良いプッシュをした。いいスタートを切りたかったんだ。その後、一歩一歩ペースが落ちていったが、タイムはどんどん上がっていった。気分やリズムが良ければ、そうなるはずだ。ドライバビリティに問題があるときもあったが、それは気温と関係があるようで、冷え込むとまたよくなる。以前にもこのような状況に陥ったことがあり、何が起こるかわからないということは分かっている。フィニッシュラインを越えるまで終わりじゃないんだ。”

一方、ソルドはブリーンと激しい2位争いを展開。SS16のウォータースプラッシュでミスがあり、貴重な数秒をロスしてしまった。

ヌービルはSS12で転倒し、反撃の狼煙を上げることはなかった。

前日のデイリタイアを経て再出走したエバンスは、デイ3で出走順が1番手となったことにより、ルーズグラベルが多くのる不利な路面コンディションでの走行となりました。それでも、1日の終盤のSS15では3番手タイムを記録するなどいい流れを掴んだかと思われました。しかし、続くSS16でサスペンションにダメージを受け再びデイリタイアに。チームはサービスでクルマを直し、エバンスは最終日に再び出走する予定です。 

競技最終日となる6月5日(日)のデイ3は、アルゲーロのサービスパークを起点に島の北部で2本のグラベルステージを各2回走行します。このうちSS19と、その再走ステージであるSS21「サッサリ-アルジェンティエラ」は、スーパーSSのSS1を除けば今大会もっとも短い全長7.1kmのステージです。また、最終のSS21については、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のステージの合計距離は39.30km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は192.31kmとなります。 

1 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1) 2h43m35.6s
2 Craig Breen/Paul Nagle (Ford Puma Rally1) +46.0s 
3 Dani Sordo/Cándido Carrera (Hyundai i20 N Rally1) +1m06.8s
4 Pierre-Louis Loubet/Vincent Landais (Ford Puma Rally1) +1m31.8s 
5 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1) +2m23.2s
6 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) +3m52.3s
7 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1) +5m03.3s
8 Nikolay Gryazin/Konstantin Alexandrov (Škoda Fabia Rally2 evo) +6m09.2s
9 Jan Solans/Rodrigo Sanjuan (Citroën C3 Rally2) +6m54.1s
10 Chris Ingram/Craig Drew (Škoda Fabia Rally2 evo) +7m09.4s