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WRC Safari Rally Kenya 2022 DAY2

サファリ・ラリー・ケニアのデイ2は、ナイバシャ湖近くのサービスパークを中心に、3本のグラベルステージをデイタイムサービスを挟んで各2回走行、6本のステージの合計距離は150.88kmと4日間で最長でした。天気は午前中は曇り時々晴れでしたが、午後の最後の2本のステージでは強い雨が降り、路面は泥で非常に滑りやすくなり、大きな水溜まりがいくつもできるなど、トリッキーなコンディションとなりました。 

デイ1でトップに立ったロバンペラは一日を通して堅実な走りを続け、3本のセカンドベストタイムと、1本のベストタイムを記録。手堅く首位を守り、デイ1終了時点で14.6秒だったリードを40.3秒にまで拡げてデイ2を走破しました。

一方、前日総合3位のエバンスは、オープニングステージのSS8でベストタイムを記録し、勝田選手を抜いて総合2位にポジションアップ。さらに、SS11でもベストタイムを刻みました。SS11が終了した段階で首位ロバンペラとの差は15.8秒でしたが、大雨に見舞われた最後の2本のステージで、フロントウインドウに付着した泥により視界が悪化。この2本のステージでロバンペラとのタイム差が大きく拡がりましたが、それでも総合2位で長い一日を終えました。

総合3位には勝田貴元選手がつけ、デイ1でラリーをリードしながらも、タイヤ交換により2分程度タイムを失い総合6位に順位を下げたオジエが確実性の高い走りでステージを重ね、大雨により難しいコンディションとなった最終のSS13はベストタイムを記録し総合4位まで順位を挽回。トヨタ勢1-2-3-4を形成しています。

ヒョンデ勢にとってこの日の最初のループはポジティブな形でスタートしました。デイ1でエンジンのエアフィルターに砂が混入して1分近くロスしたヌービルでしたが、2つのステージを制しました。

タナクは、プロペラシャフトの破損でリタイヤ、ソルベルグも岩に衝突し、サスペンションアームを曲げてしまいましたが午前中を走りきることができました。

4位に浮上したヌービルは、トップ3の追撃を開始。ウエットで滑りやすいエレメンテイタの2走目で3位を獲得。最終ステージでは、ウェットコンディションの中、大きな水たまりから水を吸ってエンジンが止まりスタックし、再スタートして復旧を試みましたが、視界不良のため木に激突し、リタイヤとなってしまいました。

また、ローブは最終ステージでもパンクとサスペンションにダメージを負い、スロー走行を余儀なくされるなど、ストレスの溜まる1日になりました。

競技最終日となる6月26日(日)は、サービスパークの南側で3本のステージを各2回走行。SS15/18「ナラシャ」は新しいステージとなり、SS16の再走となる最終ステージのSS19「ヘルズゲート2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。6本のステージの合計距離は82.70km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は358.00kmとなります。 

1 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1) 2h52m39.7s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +40.3s
3 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) +1m25.6s
4 Sébastien Ogier/Benjamin Veillas (Toyota GR YARIS Rally1) +2m38.3s
5 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1) +10m59.3s
6 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Hyundai i20 N Rally1) +12m19.1s
7 Craig Breen/Paul Nagle (Ford Puma Rally1) +18.56.1s
8 Jourdan Serderidis/Frédéric Miclotte (Ford Puma Rally1) +25m45.6s
9 Kajetan Kajetanowicz/Maciej Szczepaniak (Škoda Fabia Rally2 evo) +27m34.7s
10 Sébastien Loeb/Isabelle Galmiche (Ford Puma Rally1) +33m01.0s