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WRC Rally Turkey 2020 Preview

2020年のラリー・トルコは、過去2年の大会と同様、地中海に面したトルコ南西部のマリンリゾート、マルマリスのサービスパークを中心に開催されます。山岳地帯を中心に展開するグラベル(未舗装路)ステージは全体的にとても荒れており、路面は凹凸が激しく、大きな石が多く散らばっているため、サスペンションやタイヤに大きな負担がかかります。また、9月は気温が非常に高く、なおかつステージの平均速度も比較的低いので、エンジン、トランスミッション、ブレーキに風が当たりにくく、入念な温度対策が必要になります。そのため、他のグラベルラリー以上にクルマの耐久性の高さが求められるイベントになると思われます。

金曜日の午前中にシェイクダウンを行ない、その晩に2本計25.22kmのステージを走ります。競技2日目の土曜日は、マルマリスの西側に展開する3本のステージを、サービスを挟んで各2回走行し、その合計距離は107.38kmと3日間で最長。最終日の日曜日は、全長38.15kmの大会最長ステージと、全長7.05kmの大会最短ステージをサービスを挟んで各2回走行。最終のSS12「マルマリス-2」は、トップ5タイムを記録した選手に対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。3日間で12本のSSを走行し、その合計距離は223.00km。競技区間は昨年の大会よりも約87km短くなり、これまでよりもスプリント色の強いラリーとなることが予想されます。