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Katsuta impresses with his speed in the Toyota Yaris WRC

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、9月4日(金)から6日(日)にかけて、エストニアで開催された、FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・エストニアに、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦しました。勝田は競技2日目のデイ2で総合5位につけるなど健闘しましたが、デイ3の序盤にコースオフを喫し、残念ながら完走を果たせませんでした。

Katsuta said: 「土曜日はかなり自信を持ってドライブすることができましたし、ステージを重ねるごとにどんどんフィーリングが良くなっていきました。そして、いくつかのステージでは、世界最高のドライバーである、トヨタのチームメイトに近いタイムを刻むことができました。同じクルマで、彼らと自分を比較することができたのは本当に有意義でした。また、路面のコンディションが安定していたので、しっかりとグリップを感じて走ることもできました。日曜日は路面の変化が激しく、一晩中雨が降っていたので、かなり滑りやすいコンディションでした。僕がクラッシュしたコーナーは、ペースノートに記していた角度よりも少しきつかったのですが、それはレッキでの自分の判断ミスです。スピードが高すぎて側溝にはみ出し、3、4回転してしまいました。大きなクラッシュでしたが、ダンも僕も無事でした。チームには本当に申し訳なく思います。彼らは素晴らしいマシンを作ってくれましたし、アクシデントが起こるまでは走りを楽しんでいました。この週末に得た多くのポジティブな学びが、将来僕をより強くしてくれると確信しています。 」

勝田選手は、10月8日から11日にかけて、イタリアのサルディニア島で開催されるWRC第6戦「ラリー・イタリア」に参戦予定です。ラリーは本来6月の第1週目に予定されていましたが、新型コロナウイルスの蔓延により開催時期が秋に移りました。勝田はこのラリーにR5カーで過去3回出場していますが、WRカーのヤリスWRCでの参戦は今回が初めてです。イタリア・サルディニアは狭く高速なグラベルステージが多く、道の表面は細かな砂状のグラベルで覆われています。しかし、何台かのラリーカーが走ると下層の石や轍が露出し、路面はどんどんと荒れていくため、クレバーなアプローチが求められます。