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RallyFunJapan | WRC FORUM8 RALLY JAPAN 2023 DAY1:波乱の金曜日を制したエヴァンス

昨晩、豊田スタジアムでのスーパーSSで開幕したラリージャパンは、山岳地帯で本格的な戦いがスタート。愛知県の豊田市および設楽町で「イセガミズ・トンネル」、「イナブ・ダム」、「シタラ・タウン」という3本のステージを午前と午後で各2回走行した後、豊田スタジアムでのスーパーSSを走る、7本合計133.26kmのステージが予定されていました。ところが、午前中に強く降った雨によりシタラ・タウンの1本目であるSS4はステージがキャンセルされました。SS2とSS3は降り続く雨の中で行なわれ、ステージは完全なウエットコンディションに。多くの水溜まりができ、視界もかなり悪化するなど非常に難しいコンディションでの戦いになりました。

豪雨、濃霧、落ち葉に覆われた路面など、2023年シーズンのフィナーレを飾るラリー・ジャパンの初日、クルーたちが直面した試練の数々。生き残ることがゲームの目的であり、ライバルの何人かが失速する中、エヴァンスは手堅く走行して首位でこの日を終了。

この日の第2ステージでは軽いオーバーシュートもありましたが、エバンスは今年のドライバーズ選手権で2位の座を争うティエリー・ヌービルに26秒差をつけて昼のサービスに到着。

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2022年大会の勝者であるヌービルは、午後になって伊勢神トンネルを一気に駆け抜け、エヴァンスのアドバンテージを半分以上に縮める事に成功。しかし、続くステージの第1コーナーでヒュンダイi20 Nラリー1を木に衝突させてしまい、彼の追い上げはここで終了となりました。

トヨタ・ガズー・レーシングのGRヤリスは、ライバルのヒュンダイ勢2台がリタイヤしたため、表彰台を独占する可能性が高まって来ました。

ヌーヴィルリタイヤの後、セバスチャン・オジェがエヴァンスに最も近いライバルとなりましたが、8度の世界チャンピオンに輝いたオジェをもってしても、彼の同僚に追いつくのは至難の業だと認めています。

オジェはSS5で横にスライドしてバリアにぶつかりましたが最小限のタイムロスで走行を続けることに成功。しかし、この衝撃でシャシーにダメージを負い、その修復のため1分間のタイムペナルティを受ける事となりました。

WRCチャンピオンに輝いたばかりのカレ・ロバンペラは、落ち葉に邪魔されながら慎重に走行。この23歳の一貫性が功を奏し、オジェから16.7秒差の総合3位でミスのない1日を終えています。

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勝田貴元がミスを犯したのと同じコーナーで、ソルドとフォルモーもクラッシュ。勝田のマシンは木に接触し、ラジエーターにダメージを負ったが、EVモードでステージをクリア。このアクシデントと、路上での修理後の遅延によるタイムペナルティを合わせ、勝田は4分以上遅れ。その結果、勝田は9位に後退していますが、地元のスターはラリーを再開することができました。またこの日彼が記録した3つのステージベストタイムは、その可能性を明確に示すものでした。

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オット・タナックは、1日を通してプーマの問題に悩まされ8位となりました。エストニア出身の彼はSS3でマシンのウィンドウが曇って3分近くタイムを落とし、午後には電気系統のトラブルでさらにタイムを落としました。

そんな中、ラリー2のシュコダ・ファビアRSを駆るWRC2チャンピオンのアンドレアス・ミケルセンが総合4位に入っています。ミケルセンの後方には、同じくラリー2仕様のシュコダ・ファビアRSを駆るグレゴワール・ミュンスターが続いています。

WRC2チャレンジャーシリーズのホープであるニコライ・グリャジンは、ファビアでヒュンダイi20 Nに乗るエサペッカ・ラッピを抑えて総合6位。

元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンがトップ10に入り、WRC2でも3位をキープ。


11月18日(土)は、愛知県の豊田市、岡崎市、新城市でSS9/13「ヌカタ・フォレスト」、SS10/14「レイク・ミカワコ」、SS11/12「オカザキ・シティSSS」、SS15「シンシロ・シティ」、SS16「トヨタ・スタジアムSSS3」の5ステージ、8本合計84.68kmを走行。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は277.98kmとなります。なお、オカザキ・シティSSSは昨年大会の河川敷ステージから場所を移し、岡崎市の中央総合公園を舞台とする2.84kmの新ステージとなります。

1 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 1h25m22.7s
2 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m49.9s
3 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m06.6s
4 Andreas Mikkelsen/Torstein Eriksen (Škoda Fabia RS Rally2) +3m00.2s
5 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Fiesta Rally2) +3m05.0s
6 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia RS Rally2) +3m29.6s
7 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +3m44.3s
8 Ott Tänak/Martin Järveoja (Ford Puma Rally1 HYBRID) +4m42.8s
9 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +5m07.9s
10 Heikki Kovalainen/Sae Kitagawa (Škoda Fabia RS Rally2) +5m56.0s

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