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Taka Finishes 6th, Highest Position for Toyota at Acropolis Rally Greece 2022

勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、初挑戦のWRC有数のラフな路面で戦われたグラベルラリーを、トヨタ勢最高位の総合6位でフィニッシュしました。

勝田は、昨年このラリーでレッキを行なうも、ラリー本番へは出場できず、今回初めてラリーカーでステージを走行しました。そのためステージに関する知識や経験が少なく、またクルマのセッティングもステージにあまりマッチしていなかったことから、金曜日は総合10位で終了。土曜日は出走順が前方だったことも影響し、滑りやすい路面で厳しい戦いが続きましたが、大きなミスをすることなく粘り強くステージを重ね、総合7位にポジションアップ。そして、最終日の日曜日は順位をひとつ上げ、トヨタ勢最上位となる、総合6位でフィニッシュしました。

勝田は前戦終了時点で開幕から全戦でポイント圏内フィニッシュをしている唯一のドライバーで、その記録を今回10に伸ばしました。また第2戦以降9戦連続で総合6位以上のリザルトを記録しています。

勝田貴元

本当に大変で、学ぶことが多くあった週末でした。このラリーは初出場でしたし、例えばトルコのようなラフな路面のラリーに出たこともなかったので、これほど路面が荒れているグラベルラリーを戦ったのは初めてでした。金曜日の午前中は、特にペースノートの面で苦労しましたが、一歩一歩改善していき、午後はいくつかのセクションでペースを上げることができました。本当に大変だったのは、土曜日でした。セッティングをいろいろ試したのですが、なかなか自分が望むものにはなりませんでした。しかし、最終日さらに変更を加えたところ、フィーリングが良くなって、クルマをフィニッシュまで運ぶことができました。ラリーの序盤は状況を受け入れながら、このようなステージについて学ぶこと、そして今後に向けて改善すべきことに意識を集中して走りました。

ヤリ-マティ・ラトバラ

貴元にとっては難しい週末でしたが、今シーズン最も安定しているドライバーとしての記録は維持することができました。ギリシャは初出場で、このようなコンディションは彼にとって初めての経験でしたし、今回はチームとしてもパフォーマンスを発揮することができませんでした。しかし、今シーズン何度もそうしてきたように、貴元は大きな視野でラリーに臨み、一貫性を保ち、フィーリングが合わない時は限界を超えるようなことはしませんでした。その結果、今シーズン多くのことを学ぶことができましたし、私も彼の成長に満足しています。次のニュージーランドはまた新たなチャレンジになりますが、きっと彼はラリーを楽しむことができるはずです。