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RallyFunJapan | WRC Arctic Rally Finland 2021 REVIEW

WRC Arctic Rally Finland 2021 REVIEW

RallyFunJapan | WRC Arctic Rally Finland 2021 REVIEW

シリーズ第2戦として計画されていた「ラリー・スウェーデン」が、新型コロナウイルスの影響により残念ながら中止となり、その代替として同じくフルスノーイベントである、アークティック・ラリー・フィンランドがWRCの年間カレンダーに組み込まれました。ラリー・フィンランドは例年夏季に、フィンランド中部ユバスキュラを中心にグラベル(未舗装路)ラリーとして行われていますが、アークティック・ラリー・フィンランドは最北部ラップランドの中心都市ロヴァニエミにサービスパークを置く、全く違う地域でのラリーで、WRCとして開催されるのは今回が初めてです。

ロヴァニエミ周辺は例年積雪が非常に多く、ここ数年のWRCで問題となることが多い雪不足の心配はほぼなく、完全なウインターコンディションが望めます。同エリアでは毎年1月に「アークティック・ラップランド・ラリー」がフィンランド国内ラリー選手権の1戦として開催されており、今大会はその国内選手権と重なるステージもありますが、新たに設けられたステージや進行方向が逆のステージもあり、完全に同じラリーではありません。一部のステージは北極(アークティック)圏も走行し、それがこの大会の名の由来となっています。

ラリーは26日金曜日の午前中にシェイクダウンが行われ、午後から競技がスタート。今大会最長となる全長31.05kmのステージを2回走行しますが、2回目のSS2はナイトステージとなります。27日土曜日は3本のステージをロヴァニエミの「サンタ・スポーツ」でのサービスを挟んで各2回走行、最後の2本のステージは暗闇の中を走ります。6本のステージの合計距離は144.04kmと3日間で最長の距離を走る1日になります。最終日の28日日曜日は全長22.47kmのステージを連続で2回走行。2回目のSS10は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。ステージは全部で10本計251.08km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は856.05kmが予定されています。

Jari-Matti Latvala (Toyota) 

ラリー・モンテカルロでの素晴らしいリザルトで今シーズンのスタートをきりましたが、チームがうまく連携しながらよく機能しているのを見て本当に嬉しかったです。そして今、WRCとして初めて開催されるアークティック・ラリー・フィンランドを楽しみにしています。何年も前から、十分な積雪が保証されるこのイベントがWRCとして開催されたら、きっと素晴らしいものになるだろうと語られてきました。今年そのチャンスが突然訪れ、関係者全員の素晴らしい仕事により、短期間で実現されることになりました。真っ白な雪と太陽の光により、とてもテレビ映えのする素晴らしいラリーになると思います。ラップランドには長くて高速なコーナーが多く、自信を持てないと大幅にタイムを失ってしまうため、クルマの安定性が非常に重要です。我々にとってはホームイベントであり、ヤリスWRCはこのようなコンディションのフィンランドの道で開発されてきたので、いつもより少しプレッシャーがかかると思いますが、我々はそれに対応できると確信しています。

Andrea Adamo(Hyundai)

私たちのシーズンがモンテカルロで計画通りに始まっていないことは周知の事実です。 アークティックラリーフィンランドは私たちにこれを取り戻す機会を与えてくれます。 3人のドライバー全員が以前のフルスノーイベントで表彰台を獲得したので、トリッキーなコンディションでも素晴らしいスピードを発揮できることがわかっています。 真新しいイベントはエキサイティングな挑戦ですが、栄光に休む余地はありません。 私たちは3日間すべてでゲームのトップに立つ必要があります。勝利以外の何物も良い結果にはなりません。

Richard Millener(M-SPORT)

このイベントが発表されて以来、誰もが楽しみにしていました。 条件は完璧に見えます。ロバニエミに期待する挑戦と光景を楽しみにしていない人とは話をしていません。そのため、このような短いスペースですべてをまとめてくれた組織とチームに敬意を表します。 マルコムは常に、ドライバーが運転を楽しんでいるときにスピードを上げると言ってきました。それが、今週3人のドライバー全員が達成できるように支援したいことです。