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Katsuta starts 2023 with strongest Monte showing yet

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元は、Rallye Monte-Carlo 2023 初日から最終日まで一貫して競争力のある走りを続け、総合6位を獲得しました。

最高峰ラリーカーでのモンテカルロ出場は今回で4回目となる勝田は、日没後に行なわれた競技初日木曜日の最初のステージで、いきなり4番手タイムを記録し、良いスタートを切りました。

しかし、続くSS2ではタイトコーナーで急旋回するために必要なハンドブレーキにトラブルが発生。連続するヘアピンコーナーをその状態で走ったため、40秒以上のタイムを失い総合9位に順位を下げました。

翌日金曜日のデイ2では6本のステージのうち4本で4番手タイムを刻むなど好調な走りで、総合7位まで順位を挽回しました。

土曜日のデイ3ではペースがやや落ちましたが、それでも総合6位にポジションアップ。

最終日となる日曜日のデイ4は、3本目のSS17で今大会最高位となる2番手タイムを記録。ラリーの勝者となったチームメイトのセバスチャン・オジエとは3.1秒差でした。その時点で、総合5位につけるオィット・タナックとの差は0.1秒に。勝田は逆転を期し集中力を高めて最終ステージに臨みましたが、クルマのコントロールを失い岩壁に接触。大幅にタイムを失ってしまいました。幸いにしてクルマのダメージはそれほど大きくなく、また総合7位につけるダニ・ソルドに対しそれまでに十分なリードを築いていたため、何とか総合6位をキープ。昨年大会の総合8位よりもふたつ順位を上げて、2023年の開幕戦を走りきりました。

Takamoto Katsuta

“このラリーを走りきり、シーズンの初戦でポイントを獲得することができて嬉しいです。例年と比べると今年のラリー・モンテカルロは路面のコンディションが安定していましたし、金曜日のステージのようにグリップレベルが高いステージではクルマに自信を持ち、リラックスして走れるようになったと感じました。土曜日はコーナーのインカットが多く、路面に多くのダートが出ていたので、僕にとってはかなりトリッキーに感じました。リスクを冒さなければならないところで、少し安全方向に振った走りをしていたかもしれません。そこはまだ改善しなければならない部分ですが、多くを学ぶことができました。日曜日は最後のステージでプッシュしたかったのですが、何かが起きて岩壁に当たってしまいました。幸いにも完走することはできたので、もし次回同じような状況になったら、最後まで攻め続けたいと思います。”