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Katsuta misses the victory with bad luck

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元は、WRC第8戦ラリー・イタリア サルディニアのWRC 2に参戦。優勝争いに加わるも、最終日マシントラブルで残念ながらリタイアに終わりました。

勝田は2017年に初めてサルディニアに出場し、WRC 2カテゴリー3位。2018年はリタイアでしたが、速さは十分にありました。

そして3度目の挑戦となった今回、ラリー開始直後から上位争いに参加。非常に高い気温の中で行われた金曜日は3位につけました。そして、絶対に最後まで走り切るという、チームの方針が奏功し、土曜日の午前中に2位に浮上。さらに、最後のステージでWRC 2首位に立ちました。しかし、今季2回目の優勝の期待を背負ってスタートした日曜日、1本目のステージを走り終えた後に、エキゾーストマニホールドの破損によりエンジンルームから出火。すぐに消火されましたが、競技続行は不可能となり、残念ながらリタイアとなりました。

勝田貴元
ラリーをリードしていたにも関わらずリタイアとなり本当に残念ですし、このような結果はもちろん望んでいませんでした。非常に難しいコンディションだった今回のラリーで、金曜日、土曜日と全てが順調でした。最終日に問題が起きてしまいましたが、ラリーでは十分起こり得ることですし、ひるまず前に進まなければなりません。今回スピードはあったと思いますし、大きなミスもなく、走りをさらに改善できたので、以前よりも自信が深まったのはポジティブなことです。この自信を次のラリーに繋げ、次戦では優勝を目標に戦います。

勝田の次戦は、8月1日(木)から4日(日)にかけて開催される、WRC第9戦ラリー・フィンランドです。現在フィンランドに住んでいる勝田にとってホームイベントといえる1戦です。勝田はこのラリーのWRC 2カテゴリーに、新型のフォード・フィエスタ R5で出場を予定しています。