RallyFunJapan > Historic > COUPE DES ALPES 2024 : アルペンラリー2024

クープ・デ・ザルプ(Coupe des Alpes)という正式名称でも知られるアルペン・ラリーは、マルセイユを拠点に1932年から1971年まで開催されたラリー競技会です。1950年代から1960年代にかけては、世界で最も権威のあるラリーのひとつに数えられ、ヨーロッパの有名な峠を巡る国際的なルートが特徴でした。

ラリーは1932年にラリー・デ・アルプ・フランセーズという名称で初めて開催されました。第二次世界大戦後、1946年からラリー・インターナショナル・デ・アルプとして再開。スタートもゴールもフランスでしたが、1948年からは国際的なルートとなり、1965年までオーストリア、ドイツ、イタリア、スイスの有名な峠がルートになりました。

1953年、アルペン・ラリーはヨーロッパラリー選手権(ERC)の初代カレンダーに組み込まれ、全盛期には非常に人気の高いラリーでした。


35e Coupe des Alpes

2024年のルートは、当時の伝説的なルートの足跡をたどりながら、アルプスで最も偉大な峠のいくつかを巡ります。

スタート直後から、コル・ド・ジュー・プラーヌの登りでモンブランの最も美しい眺めを堪能。コルメ・ド・ローゼランとその高地にある湖、そしてイゼランのコルは、2024年ルートのハイライトです。最終日は、アルプ・ド・オート・プロヴァンスとアルプ=マリティーム地方の新区間を走行します。

歴史的にジュネーブ湖畔のエビアンを拠点としてきたラリーは、初日の最後にサヴォワイヤールの名門メジェーヴ村に立ち寄ります。翌日は、ヴァル・ディゼールのソレーズでパノラマの昼食をとった後、有名な21のヘアピンカーブに挑み、アルプ・デュエズ(ALPE D’HUEZ)で夜を過ごします。

最終日の土曜日には、地中海沿岸の有名なカンヌのクロワゼットでラリーの最終フィニッシュを迎える前に、伝統的な「英国式」パーティーが行われます。

スポットライトを浴びるランチア

ランチアとそのラリーでの勝利といえば、70年代から90年代にかけての代表的なモデルが思い浮かびます。ストラトス、037、そしてデルタ。これら3車種は、アウレリア、フラヴィア、フラミニアはもちろん、アプリリアからフルヴィアまで、当時このイベントで輝きを放った車種とともに、24年のクープ・デ・ザルプに参加することができます。

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