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RallyFunJapan | WRC Rally New Zealand 2022 DAY1

WRC Rally New Zealand 2022 DAY1

RallyFunJapan | WRC Rally New Zealand 2022 DAY1

10年ぶりにWRCの一戦として開催されることになったラリー・ニュージーランドの競技初日は、サービスパークが置かれるオークランドの北側エリアで、朝9時過ぎから全長3.54kmのグラベル(未舗装路)ステージでシェイクダウンがスタート、規則によりヨーロッパ圏外でのテストを行うことができないため、ニュージーランドの道でのシェイクダウンは、チームとドライバーにとって、クルマのセッティングを最終調整、確認するための貴重な機会となりました。

その後、午後6時過ぎからオークランド郊外プケカワの緑美しい公園「オークランド・ドメイン」で、セレモニアル・スタートに続き競技がスタートしました。全長1.78kmのターマック(舗装路)ステージは、直前に一時的に降った雨により濡れていましたが、徐々に乾いていき、出走順によってコンディションが大きく変化する状態に。

そして金曜日から本格的なグラベルステージがスタート。サービスパークから南に約120km離れたハミルトンの西側エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟むことなく各2回走りました。6本のステージの合計距離は158.56kmと、今大会の全ステージ距離の半分以上を一日で走行。今シーズンのWRCで最長のデイとなりました。ステージの周辺では夜中から断続的に雨が降り続いたため、路面は全体的に湿り気を帯び、一部路面はかなり濡れた状態に。ステージ開始後も雨は降ったり止んだりを繰り返し、一日を通して不安定な天気でした。

DAY1を首位で終えたタナク。オークランド市内で行われたセレモニーの後のSSS1で最速タイム、金曜日も2つのステージ優勝を飾り首位をキープ。なおタナクはSSS1で規定を超えるハイブリッドシステムからのアシストを得ていた事が判明し5秒のペナルティが課せられました。

Ott Tänak

「朝早くから夜遅くまで、とても長い一日だった。ある意味、とても安定した一日だった。いくつかのステージは悪くなったが、僕らにとってはそれほど悪いコンディションではなかった。午後には激しい雨に見舞われたが、それを除けば問題ない。この辺りの道路は運転するのがとても楽しいが、正しいリズムを得るのが難しい。いい流れに乗るにはクルマへの信頼が必要で、この部分をもっと改善する必要があるのは間違いない。明日は天候が回復するようなので、コンマ何秒の差は意味がない。”


SSS1で総合5位につけたエバンスは、今大会最長となる31.48kmのSS3「テ・アカウ・サウス1」でベストタイムを記録し、総合3位に順位を上げました。そして、午後の再走ステージの1本目、SS5「ワンガ・コースト2」では2番手タイムで総合2位にポジションアップ。首位オィット・タナックと僅か0.2秒差の総合2位で走りきりました。

オジェは、 SS5で総合5位から一気に首位にジャンプアップ。しかしSS6でリヤウイングを破損し、この日最終のSS7で遅れをとり、総合3位に後退。

ドライバーズ選手権トップのロバンペラは、シェイクダウンではベストタイムを叩き出しましたが、SSS1では5位。SS2以降は出走順トップでステージを走行。路面が乾いていて滑りやすいセクションでは、砂利を掃き飛ばしながら走るなど不利な条件での戦いとなりましたが、それでも午後の2本目、SS6ではベストタイムを記録。総合3位のオジエと0.5秒差、首位と7.2秒差の総合4位に。

M-SPORTのブリーンは、コースオフしコースに復帰することができずリタイヤになりました。

競技2日目となる10月1日(土)のデイ2は、サービスパークの北側エリアが舞台に。「カイパラ・ヒルズ」「プホイ」「コモコリキ」という3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行します。そのうち、デイ3最長となる22.5kmのプホイは2012年大会でも使われましたが、他の2本はWRCでは25年以上使われていなかったステージです。6本のステージの合計距離は88.28km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は539.92kmとなります。

1 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) 1m36.48.6s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +0.2s
3 Sébastien Ogier/Benjamin Veillas (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +6.7s
4 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +7.2s
5 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1 HYBRID) +43.8s
6 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +45.6s
7 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +1m28.3s
8 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m42.0s
9 Hayden Paddon/John Kennard (Hyundai i20 N Rally2) +5m07.0s
10 Lorenzo Bertelli/Lorenzo Granai (Ford Puma Rally1 HYBRID) +5m41.4s