前日、首都リガで開幕し、その後ラリークロスサーキットでのスーパーSSで競技がスタートしたラリー・ラトビアは、19日(金)から本格的な戦いがスタート。リガの西側エリアで、4日間で最長となる7本合計120.92kmのステージが行なわれました。7本のステージのうち3本は一度しか走行せず、SS4とSS7に関してはステージの一部が重なるなど複雑な構成の一日でした。金曜日は朝から概ね好天に恵まれ、路面はほぼドライコンディションでした。
前夜のスーパーSSでベストタイムを記録し、2番手タイムを分け合ったオジエとティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に2.4秒差をつけたロバンペラは、デイ2オープニングのSS2でもベストタイムを記録。単独2位となったオジエとの差を3.7秒に拡げました。続くSS3とSS4では地元ラトビアの新星マルティンシュ・セスクス(Mスポーツ・フォード)が連続ベストタイムでオジエを抜き、総合2位に浮上。首位ロバンペラとセスクスの差は一時3.2秒まで縮まりました。しかし、その後ロバンペラはSS6からSS8にかけて3ステージ連続でベストタイムを記録。2位セスクスとの差を15.7秒に拡げ、首位で一日を走り終えました。
Kalle Rovanperä
今日はかなり良い一日でした。フィーリングは完璧ではありませんでしたが、ミスは犯さなかったですし、良い仕事をできたと思います。朝はクルマにあまり自信が持てず、路面も非常に滑りやすいコンディションでした。また、日中はタイヤフィティングゾーンしか設定されず、本格的なサービスを受けられない状況だったので、クルマに大幅な変更を加えることは難しかったですが、それでも改善に努め、午後のステージではさらにプッシュしました。その結果、クルマのフィーリングは少しずつ良くなって行きました。クリーンな走りを心がけ、フィーリングがあまり良くないときは無理をしなかったのですが、それでも良いタイムを出すことができました。また、タイヤ戦略も非常に上手くいきました。明日に向けて、良いフィーリングをより安定して得るために、何か解決策を見つけ出す必要がありますが、それ以外はとても順調です。
Mārtiņš Sesks
タイヤがもう残っていなかった! すべてを管理するのは大変だった。 今日も昨日も感動的だった。 次の2日間もそうなると思う
競技3日目となる7月20日(土)のデイ3は、サービスパークを中心に、リエパーヤから比較的近い東側のエリアを中心に8本のステージを走行。日中にはミッドデイサービスも設定されます。8本のステージのうち6本は一度しか走行しないため、出走順が早い選手たちにとっては、デイ2に引き続き不利な走行条件となることが予想されます。8本のステージの合計距離は104.00km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は528.50kmとなります。
End of day two (Friday):
1 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 1h08m44.5s
2 Mārtiņš Sesks/Renārs Francis (Ford Puma Rally1 HYBRID) +15.7s
3 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +21.6s
4 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +33.2s
5 Adrien Fourmaux/Alexandre Coria (Ford Puma Rally1 HYBRID) +38.5s
6 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +38.8s
7 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +52.7s
8 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Puma Rally1 HYBRID) +1m10.2s
9 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +1m23.3s
10 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +1m27.4s