
ヨハン・ロッセルとニコライ・グリヤジンが、2026年世界ラリー選手権(WRC)WRC2カテゴリーにおいて、チーム・ランチア・コルセHFの公式ドライバーを務める事が発表になりました。
チーム・ランチア・コルセHFは、2026年WRC2シーズンに2台のLancia Ypsilon Rally2 HF Integraleを正式エントリーします。チーム運営はPHスポーツが担当し、ヤッコとスパルコのサポートを受ける。豊富なラリー経験を持つディディエ・クレマンがチーム代表を務める。
フランスのドライバー、ヨハン・ロッセル(30歳)はステランティスグループの車両を駆り着実にキャリアを積み上げてきました。ジュニアフランス選手権優勝、プロモーションカップ制覇、2021年WRC3世界選手権優勝、2025年WRC2世界選手権準優勝——これらは彼の功績の一部に過ぎません。
ブルガリア人ドライバー、ニコライ・グリヤジン(28歳)は豊富な国際経験を持ち、過酷な路面を制して、特にERC U28タイトルとWRC2チャレンジャー世界選手権で優勝を果たしています。
ランシア・イプシロン Rally2 HFの公式発表後、国際選手権および国内選手権への参戦に向け、既に40台以上の注文が寄せられているそうです。
Yohan Rossel, Official WRC2 Driver – Team Lancia Corse HF
- WRC2 World Runner-up – 2025
- WRC3 World Champion – 2021
- French Championship Winner – 2019
- Citroën Racing Trophy Champion – 2016
- French Junior Champion – 2014
ランチアの由緒ある歴史に触れ、ランチアをフェラーリに例えるミキ・ビアシオンの言葉を聞けば、このブランドが敬意を集める存在であることがすぐに理解できる。だからこそ、キャリアのスタート時と同じ情熱を持ってランチアに加わることを大変誇りに思う。この新たな章は私のキャリアに確かな推進力を与えてくれるだろう。新たなメーカー、大きな野心、そしてプロジェクトをさらに前進させたいという願望…勝利を目指して。
Nikolay Gryazin, Official WRC2 Driver – Team Lancia Corse HF
- WRC2 Challenger Champion – 2025
- WRC2 Challenger World Runner-up – 2024
- WRC2 Challenger World Runner-up – 2023
- Latvian Champion – 2020
- ERC Junior Champion – 2018
2026年シーズン公式ドライバーとしてチーム・ランチア・コルセHFに加入できることを大変誇りに思います。ランチアはラリー界において象徴的な歴史を持ち、この物語の一員となれることは私にとってこの上ない名誉です。チームと私は同じ志を共有しています。最前線で戦い、日々向上を続け、この伝説の名を本来あるべき場所へ戻すことです。最初のテストからシーズン最終ステージまで、今後の活動に非常に意欲を燃やしています。チーム・ランチア・コルセHFの信頼、そしてパートナーやファンの皆様の変わらぬ支援に感謝申し上げます。





