WRC Rallye Monte-Carlo 2023 Day 1
WRC2023シーズンがいよいよ開幕。シーズン初戦のラリーモンテカルロがスタートしました。
木曜日の朝に行われたシェイクダウンの後、ラリーはモナコのシンボルであるカジノ広場からスタート。そこからモナコの山岳地帯に入り、暗闇の中、有名なチュリニ峠(Col de Turini)をゴールとする2本のステージが行われました。
有名なチュリニ峠を含むステージの路面は、雪こそないものの、所々凍結しており非常に難しいコンディションでした。そのようなトリッキーな路面を得意にしているオジエはSS1、SS2と2ステージ連続でベストタイムを記録。両ステージで2番手タイムを刻み総合2位につけたエバンスに、6秒差をつけて首位に立ちました。ロバンペラは、ドライバー選手権の王座を守るため堅実なスタートを切り、2ステージ連続で5番手タイムでしたが、首位のオジエと17.1秒差につけています。勝田はSS1で4番手タイムを刻み良いスタートを切りましたが、SS2でハンドブレーキにトラブルが発生。そのため多くのヘアピンコーナーでタイムを失うことになり、総合9位で初日を終えました。
またSS2の10.5km地点にある観客が多い滑りやすい左コーナーでは、オジェ、ロバンペラ、ヌービルがミスをしタイムロスしています。ヌービルは「何が起きたのかわからない。グリップが無かった」とコメントしています。
今シーズンM-SPORTに移籍したタナクは、電気系統の不具合から5速が使えなくなるトラブルが発生。
競技2日目となる1月20日(金)のデイ2は、サービスパークの西北に広がるフランス南部の山岳地帯で、3本のステージを各2回走行します。デイ2は日中のミッドデイサービスが設定されず、朝モナコでサービスを受けた選手は、3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換と簡単な整備作業のみで、3本の再走ステージを走行します。いずれも2022年大会で使用されたステージと同一、もしくは多くの部分が重なっています。6本のSSの合計距離は105.34km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は459.68kmとなります。
1 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 26m33.7s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +6.0s
3 Ott Tänak/Martin Järveoja (Ford Puma Rally1 HYBRID) +15.4s
4 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +15.5s
5 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +17.1s
6 Dani Sordo/Cándido Carrera (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +32.1s
7 Pierre-Louis Loubet/Nicolas Gilsoul (Ford Puma Rally1 HYBRID) +40.3s
8 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +41.4s
9 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +57.0s
10 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia RS Rally2) +1m06.6s