WRC Rally Turkey 2020 Day Two
ラリー・トルコのデイ2は、サービスパークの西側エリアで3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は107.38kmと、3日間で最長の1日でした。
トヨタ勢は、デイ1で不利な1番手スタートを担いながらも総合3位につけたオジェ。デイ2では出走順が8番手と後方に移り、前日よりも良好なコンディションの路面を走行。オープニングのSS3でベストタイムを刻むと首位に浮上し、続くSS4でもベストタイムを記録しリードをさらに拡大。午前中のセクションを首位で走り終えました。しかし、午後の再走ステージではギヤシフトのトラブルでタイムを失い、総合3位に順位を下げました。午後のステージは気温が上昇し、路面コンディションも悪化したことでタイヤに大きな負担がかかり、エバンスとロバンペラはタイヤの摩耗で多くのタイムを失いました。
一方、ヒュンダイ勢は、ヌーヴィルが3つのステージウィン(SS5、SS6、SS7)を勝ち取り、ライバルからのプレッシャーに耐えながら総合1位をキープ。 初日にラリーをリードしたローブは、午前中にタイヤの選択に苦戦し、その結果全体で4位に落ちましたが、午後はSS8でのステージウィンを獲得。セバスチャンオジエと同タイムながら2位にジャンプアップ。タナクは、オープニングステージでのステアリングの問題でデイリタイヤ。 パワーステージポイントに焦点を合わせて、再出走予定です。
End of day two (Saturday):
1 Thierry Neuville/Nicolas Gilsoul (Hyundai i20 Coupe WRC) 1h36m38.6s
2 Sébastien Loeb/Daniel Elena (Hyundai i20 Coupe WRC) +33.2s
3 Sébastien Ogier/Julien Ingrassia (Toyota Yaris WRC) +33.2s
4 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota Yaris WRC) +1m00.8s
5 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota Yaris WRC) +1m18.8s
6 Teemu Suninen/Jarmo Lehtinen (Ford Fiesta WRC) +1m35.0s
7 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Ford Fiesta WRC) +2m28.0s
8 Gus Greensmith/Elliott Edmondson (Ford Fiesta WRC) +3m15.4s
9 Pierre-Louis Loubet/Vincent Landais (Hyundai i20 Coupe WRC) +4m20.4s
10 Kajetan Kajetanowicz/Maciek Szczepaniak (Škoda Fabia Rally2 evo) +6m11.5s
競技最終日となる20日(日)のデイ3は、2本のステージを各2回走行します。サービスパークの北東で行われるSS9/11「チェティベリ」は、今大会最長となる全長38.15kmの難関ステージです。また、サービスパークのすぐ近くで行われるSS10/12「マルマリス」は、今大会最短となる全長6.28kmのショートステージであり、再走ステージのSS12は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のSSの合計距離は88.86km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は230.45kmとなっています。