WRC RALLY SWEDEN 2022 DAY2
競技2日目を迎えたラリー・スウェーデンは、3本のスノーステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。6本のステージの合計距離は82.30kmでした。早朝、ステージの気温はマイナス7度前後と低く、氷雪路面は全体的に硬く締まった状態でした。
デイ1で2本のベストタイムを記録し、首位と4.3秒差の総合2位につけたロバンペラは、デイ2オープニングのSS8で首位にポジションアップ。その後3本のベストタイムを刻むなど、一日を通して好調を維持。総合2位に順位を上げたエバンスに8.3秒差をつけ、首位でデイ2を走りきりました。
デイ1で首位と7.4秒差の総合3位につけたエバンスは、SS8でベストタイムをマークし、SS10では総合2位に順位を上げました。SS12でもベストタイムを記録し、首位ロバンペラとの差を1.2秒に縮めましたが、その後のステージで差は拡がり、総合2位で一日を終了。
Kalle Rovanperä
“全体的に良い一日でしたし、この位置にいられることを喜ぶべきでしょう。最初のステージは、ライバルたちと比べると少し苦労したように思いますが、2本目のステージに関しては午前も午後も速く、挽回することができました。首位に立ったのはもちろん良いことですが、リードは十分とはいえないので、明日は朝からハードに攻めなくてはなりません。 “
初日首位のヌービルは、この日のオープニングステージで順位を落とし、午前中のループを通して順位が後退。SS11で小さなミスがあり、4位まで順位を落としてランチタイムサービスへ。午後になると3位のEsapekka Lappiとの差を0.3秒に縮め、Långed 2の暗闇でその差を解消。 一時雪山にぶつかったものの、再び3位へ。
オリバー・ソルベルグは、金曜日の好調なペースを再現することはできなかったが、5位を確定させることに集中した。この日の2回目のテストでスロットルに問題が発生するまでは、この目標に向かって進んでいた。ウメオの最終ステージに遅刻してタイムペナルティーを受け、さらにフィニッシュまでマシンをいたわらなければならなかった。その結果、タイムロスで総合7位に後退した。
初日にリタイヤしたBreenは、SS14で電気系不具合が発生。応急処置を施してサービスに戻ることに成功しました。
競技最終日となる2月27日(日)のデイ3は、サービスパークの北西で、日中のサービスを挟むことなく2本のステージを各2回走行します。4本のステージの合計距離は56.84kmと3日間で最短。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は353.48kmとなります。なお、最終ステージのSS19は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
1 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1) 1h45m26.7s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +8.3s
3 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1) +21.7s
4 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Toyota GR YARIS Rally1) +25.9s
5 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) +1m44.8s
6 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1) +2m48.1s
7 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Hyundai i20 N Rally1) +5m19.9s
8 Andreas Mikkelsen/Torstein Eriksen (Škoda Fabia Rally2 evo) +5m33.5s
9 Ole Christian Veiby/Stig Rune Skjærmoen (Volkswagen Polo GTI R5) +5m44.4s
10 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia Rally2 evo) +6m04.1s