RallyFunJapan > WRC > WRC 2022 > 2_ Sweden2022 > WRC RALLY SWEDEN 2022 DAY1
RallyFunJapan | WRC RALLY SWEDEN 2022 DAY1

WRC RALLY SWEDEN 2022 DAY1

RallyFunJapan | WRC RALLY SWEDEN 2022 DAY1

今シーズン唯一のフルスノーイベントとなるラリー・スウェーデンは、サービスパークの北側エリアで3本のステージを、日中のサービスを挟んで各2回走り、1日の最後にはサービスパーク付近でショートステージを1本走行。7本のステージの合計距離は3日間で最長となる125.67kmでした。今年は開催地をスウェーデン北部に移したため、ステージは2年前の前回大会と完全に異なり、豊富な積雪に恵まれた氷雪路で熱い首位争いが繰り広げられました。 

開幕戦のラリー・モンテカルロで総合4位に入り、ドライバー選手権3番手につけるロバンペラは、初日出走順1番手でスタート。オープニングのSS1とSS2で2番手タイムを、SS3ではベストタイムを記録し首位に立ちましたが、午後の再走ステージは先頭走者にとって厳しい路面コンディションになり順位を下げました。

ロバンペラに替わり首位に立ったのは、午後の1本目のSS4でベストタイムを刻んだエバンス。SS6まで首位を守り続けましたが、最終のSS7でスタッドタイヤの摩耗により大きくタイムを失なってしまいました。

最終的に首位で初日を終えたのはヌービル。

Thierry Neuville

“チーム全体にとって重要な一日であり、我々にとってこのラリーの素晴らしいスタートとなった。初日をトップで終えたことで、モンテカルロから笑顔が戻りました。今朝は良いスタートが切れた。第2ステージで赤旗が出たが、新しい想定タイムが出たので、代表の座を守ることができた。昼のサービスタイムで少しセットアップを変更したが、ほんの少しの調整だった。フィーリングは良く、速く走ることができた。クルマは完璧に機能していた。午後になるとタイヤをうまくマネージして重要な数秒を取り戻し、トップに躍り出ることができた。ラリーはまだ長いので、これからもハードにプッシュしていきます。”

チームメイトのタナックは、一時は混戦の中で表彰台の一角を占めることになりましたが、ハイブリッドシステムに問題が発生。しかもヒュンダイi20 N Rally1がレッドシグナルを点灯。FIAのレギュレーションに基づき、また安全対策として、チームは夕方のサービスでさらに問題を調査する必要があるため、クルーはこの日リタイアとなった。

オリバー・ソルベルグは、午前中のループでステージタイム3位以内を何度か記録し、積極的なペースを示した。ランチタイムサービスでは、暫定表彰台を獲得。しかし、午後に行われた戦略的なタイヤの選択により、ループの後半でグリップ不足に悩まされることとなった。このタイムロスにより、ラリートップのチームメイトから28.1秒差の総合5位に後退した。

M-SPORTのBREENは、フロントウインドウのウォッシャーの凍結に気を取られスノーバンクへのクラッシュがあり、リタイヤになっています。

競技2日目となる2月26日(土)のデイ2は、午前中にサービスパークの西側エリアで2本のステージを走行し、その後サービスパークの近くで11.17kmのステージを走ります。日中のサービスを挟み、午後は午前中に走行した3本のステージを再走。6本のステージの合計距離は82.30km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は390.50kmとなります。なお、当初予定されていたSS9とその再走ステージであるSS13は、キャンセルとなりました。 

End of day one (Friday): 
1 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1) 1h02m31.2s
2 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1) +4.3s
3 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +7.4s
4 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Toyota GR YARIS Rally1) +8.8s
5 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Hyundai i20 N Rally1) +28.1s
6 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) +1m18.9s
7 Adrien Fourmaux/Alexandre Coria (Ford Puma Rally1) +1m32.9s
8 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1) +1m48.1s
9 Andreas Mikkelsen/Torstein Eriksen (Škoda Fabia Rally2 evo) +3m08.9s
10 Ole Christian Veiby/Stig Rune Skjærmoen (Volkswagen Polo GTI R5) +3m13.0s