WRC RALLY MONTE-CARLO 2022 DAY2
前日、2本のナイトステージで始まったラリー・モンテカルロは、モナコ西北に広がるフランスの山岳地帯で、DAY2として6本のステージを走行。その合計距離は97.86kmと、4日間で最長でした。前日に続き、金曜日も美しい青空の下での戦いとなり、ターマック(舗装路)ステージの路面は全体的にドライコンディションでしたが、一部には湿った路面もあり、気温が低い早朝や夕方のステージでは凍結している区間もありました。
DAY2のリザルト首位に名前を刻んだのは、タフなローブでした。
Mスポーツ・フォードのスターにとって、今日はなんという日だったのでしょう。ハイブリッド・パワーの問題で最後の2回のテストでタイムロスしましたが、それでも9.9秒の差をつけてトップでゴールしました。
“体調は良好です。確かに、いい一日だった。最初のステージはとても良かったが、その後、ハイブリッドに少し問題が出てしまった。ここではいいステージができたと思う。でも今はもう少し凍っている。
「いつもはシェイクダウンが苦手なので、最初のパスでベストタイムを出したときは本当に驚いたが、それからはマシンのフィーリングをつかむためにプッシュしていった。大きなギャップはないが、初日を終えてトップに立てたことをうれしく思う”
またチームメイトのGus Greensmithも、自身初のステージウインを獲得し喜びを爆発させていました。
デイ1に続き、出走順1番手でステージに臨んだオジエは、オープニングステージのSS3で2番手タイムと良いスタートを切りましたが、続く2本のステージでは路面が滑りやすく、特にSS5ではやや慎重な走りとなったことでタイムが伸びず。総合3位に順位を下げました。しかし、午後の再走ステージでは本来の調子を取り戻し、2ステージ連続で2番手タイムを刻み、SS7でエバンスを抜き総合2位にポジションアップ。1日の最後のSS8ではベストタイムを記録し、首位との差を9.9秒まで縮めて一日を終えました。
明日のステージ情報
競技3日目となる1月22日(土)のデイ3は、モナコを起点に、デイ2よりもさらに遠く西に離れたフランスの山岳地帯で合計5本のステージを走ります。オープニングのSS9は1回のみの走行となり、その後ディーニュ=レ=バン周辺の山岳地帯で2本のステージを各2回走ります。デイ2に続き、デイ3も昼のフルサービスは設定されず、タイヤフィッティングゾーンでの作業のみ許されます。また、SS11とその再走ステージであるSS13「サン・ジュニエ/トアール」は、一部区間に積雪があるため、タイヤ選択も重要な要素となります。5本のSSの合計距離は92.46km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は592.85kmとなります。
End of day two (Friday):
1 Sébastien Loeb/Isabelle Galmiche (Ford Puma Rally1) 1h22m49.0s
2 Sébastien Ogier/Benjamin Veillas (Toyota GR YARIS Rally1) +9.9s
3 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +22.0s
4 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1) +47.8s
5 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1) +56.7s
6 Craig Breen/Paul Nagle (Ford Puma Rally1) +59.2s
7 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1) +1m08.4s
8 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) +1m35.9s
9 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1)2m12.8s
10 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Hyundai i20 N Rally1) +2m22.9s