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RallyFunJapan | WRC RALLY FINLAND 2022 DAY2

WRC RALLY FINLAND 2022 DAY2

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DAY2は、ユバスキュラの南側に位置するヤムサ周辺の森林地帯が戦いの舞台に。4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行し、その合計距離は150.30kmと、4日間で最長の一日でした。予報通り天気は朝から崩れ、午前中は強い雨が降りステージは全体的にウェットコンディションに。午後は雨が止み雲間から青空が見え隠れしましたが、路面は依然湿っているところが多くありました。

タナクとコドライバーのMartin Järveojaは、さらに2つのステージで優勝し、土曜日の8ステージを終えた時点で総合首位の座を守ることに成功しました。

追走するロバンペラは、不利な1番手スタートで金曜日のステージを走りながらも、首位と21秒差の総合4位につけ、1番手スタートから解放されたことで、土曜日は本来のスピードを発揮。濡れて滑りやすくなった午前中の4本のステージのうち、2本でベストタイムを記録し、エバンスを抜いて総合3位に順位を上げました。午後の再走ステージではさらにペースを上げ、4本のステージ全てでベストタイムを記録。SS16ではラッピを抜き、首位のオィット・タナックと8.4秒差の総合2位でデイ3を走破しました。

デイ2で総合2位に順位を上げたラッピは、午前中の4本のステージが終了した時点では、首位タナックと9.5秒差につけ優勝争いを続けていました。しかし、午後のステージでは1本目のSS15でフロントウインドウに石が当たってヒビが入り、視界が非常に悪い状態で最後まで走り続けなくてはなりませんでした。そのためタイムが伸びず、ロバンペラに総合2位の座を明け渡し総合3位に。首位タナックとの差は、35.2秒に広がってしまいました。

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Ott Tänak

“昨日の夕方には、今日もまだ上位にいるとは思わなかった。昨日の夕方には、今日もまだ上位にいるとは思わなかったから、こうしてトップに立てたことは嬉しい驚きだ。午後はうまくいった。コンディションが少し荒れていたので、マシンにも負担がかかっていた。確かに、その過程でいくつかの瞬間があった。もっとクリーンでスムーズ、そして良いラインを取りたいのに、思うように走れない。明日のステージはそれほど長くないので、タイトなフィニッシュになると思う。すべてが可能だと思う”

Kalle Rovanperä

“今日の戦いには満足するべきでしょう。このような状況では、これ以上のことはできなかったと思います。ステージは石が多く転がり、かなり荒れていたので、とにかく問題が起こらないように気をつけて走りましたし、プッシュするのは簡単ではありませんでした。今朝の新しいステージでは、ペースノートの情報がやや不正確でスピードが出すぎてしまい、危ない目に遭うところでした。外側に何もなくて、当たらなかったのはラッキーだったといえます。それを除けば、クリーンな走りができていました。明日のステージは短く、誰もがよく知っているステージなので、正直なところタイム差がつきすぎていると思います。何よりもポイントを獲得しなくてはならないですし、2位でも十分いい結果だと思います。皆が優勝争いを期待していて、私自身も戦いたいとは思っていますが、堅実にならなければならない時もあります。 “

Esapekka Lappi

“今朝は雨が降ってきて、グリップレベルの変化に何度も驚きました。本当に一生懸命アタックしていたので、危ないシーンも何度かありました。最初のステージでは何秒か失いましたが、その後のステージはとても良く、まだ首位を争える状態でした。午後はコンディションが良くなり、グリップも上がってきて、とても楽しんで走ることができていました。ところが、轍でブレーキングをした際に大きな石が跳ね飛び、それがバンパーから木に当たって跳ね返り、クルマのフロントウインドウに当たって顔の前あたりに大きなヒビが入ってしまいました。その後は視界が悪くなり、特にクレストを越える時は先が見えなくて大変でした。それでも総合3位につけていますし、悪くない順位ですので、明日はポジティブな気持ちで、集中してステージに臨みたいと思います。”


競技最終日は、サービスパークの東側および南側エリアで2本のステージを各2回走ります。そのうち、SS20の再走ステージとなる最終のSS22「ルイヒマキ2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のステージの合計距離は43.92km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は265.59kmとなります。


End of day three (Saturday): 
1 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) 2h02m44.0s
2 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +8.4s
3 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +35.2s
4 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m19.7s
5 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +2m05.5s
6 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m47.5s
7 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Ford Puma Rally1 HYBRID) +3m23.0s
8 Pierre-Louis Loubet/Vincent Landais (Ford Puma Rally1 HYBRID) +3m27.2s
9 Teemu Suninen/Mikko Markkula (Hyundai i20 N Rally2) +7m56.8s
10 Emil Lindholm/Reeta Hämäläinen (Škoda Fabia Rally2 evo) +8m07.5s