WRC RALLY FINLAND 2021 PREVIEW
FIA世界ラリー選手権のフィンランドラウンドは、スピードを重視し、2021年には変化を重視しています。
最後に開催された2019年のラリー・フィンランドから、ハルジュ、ラウカ、ルヒマキの各ステージのみが残り、主催者はイベントの70周年を記念して、ほとんど試されていないルートを用意しました。
ステージの大幅な変更に加えて、ラリーは従来の夏季開催から秋季開催に変更されますが、これは1951年に開催されたラリー・フィンランド(当時はユヴァスキュレン・スウラジョット(フィンランド・グランプリ)と呼ばれていました)と同じです。また、これまでの4日間から3日間に短縮されたフォーマットとなります。
10月1日(金)午前中のシェイクダウンを経て、午後から本格的なラリーが始まります。
まず、ユヴァスキュラのハルユ・シティ・ステージがあり、その後、5つのステージで89.42kmの競技距離を走ります。19.75kmのオッティラ・テストは、現地時間19時からの暗闇の中で行われます。
開催地ユヴァスキュラの南側に位置する土曜日のルートは、9つのステージで151.95kmのタイムを競うイベントの中で最も長いものです。伝説的なオウニンポハのテストを含むカカリスト・ハシや、22.61kmのラリー最長ステージであるパイヤラなどが含まれます。
日曜日にはユヴァスキュラの北側に移動し、現地時間13時18分からRuuhimäki Power Stage(ルヒマキ・パワー・ステージ)が開催され、大会の行方を左右することになります。
1973年に世界ラリー選手権が創設されたラリー・フィンランドでは、カルロス・サインツが1990年に優勝するまで、北欧以外のドライバーが優勝したことはありませんでした。
また、マーカス・グレンホルムは7回の優勝を果たし、WRCの歴史の中で最も成功したドライバーとなっています。故ハンヌ・ミッコラも7回の優勝を果たしていますが、そのうち3回の優勝は世界選手権開催以前のものです。
Recent winners
2019 | Ott Tänak/ Martin Järveoja | Toyota Yaris WRC |
2018 | Ott Tänak/ Martin Järveoja | Toyota Yaris WRC |
2017 | Esapekka Lappi/Janne Ferm | Toyota Yaris WRC |
2016 | Kris Meeke/Paul Nagle | Citroën DS3 WRC |
2015 | Jari-Matti Latvala/Miikka Anttila | Volkswagen Polo R WRC |
※2020年は新型コロナ感染拡大の影響でキャンセルになりました。