WRC Rally de Portugal 2021 DAY 3

ラリー・ポルトガルの最終日デイ3は、サービスパークの北東エリアで、5本計49.47kmのステージが行なわれました。デイ2で首位に立ったエバンスはオープニングのSS16で2番手タイムの選手に8.9秒という大差をつけるベストタイムを記録。続くSS17、そしてSS19でもベストタイムを記録し、総合2位とのタイム差を26.2秒に拡大。そして迎えた最終のパワーステージでは安定した走りで5番手タイムを刻み、今シーズン初優勝を獲得。キャリア4回目、2020年にチームに加入してから3回目となる勝利を手にしました。また、パワーステージでは1ポイントをボーナスとして獲得し、ドライバー選手権における順位を3位から2位に上げました。

Elfyn Evans “優勝という形でラリーを締めくくることができたのは、もちろん素晴らしいことです。この週末は全てが順風満帆というわけではありませんでしたし、我々は最速ではなかったかもしれません。それでも、ペースはとても良く、パフォーマンスも全体的に安定していました。今朝は、2位とのタイム差がそれほど大きくなかったので、全力で挑む必要がありました。その結果、何度か良いステージタイムを刻み、アドバンテージを築くことができました。クロアチアでの失敗は非常に痛手だったので、今回は何事もなくラリーを走り切ることができて良かったです。 “

Jari-Matti Latvala “この結果には本当に満足しています。ラリーの最初の段階では、表彰台の一番高いところでフィニッシュできるとは思えませんでした。しかし、ラリーで勝つためには最後のステージまで全てのコーナーをクリアしなければならず、最終的に我々は勝つことができたのですから、とても素晴らしい気分です。この週末、エルフィンは最も安定したドライバーでしたし、パフォーマンスも高いレベルにありました。また、チームも本当に良い仕事をしてくれて、多くのポジティブな収穫がありました。セブは3位を獲得してチャンピオンシップに多くのポイントを追加し、貴元も過去最高となる総合4位を獲得しました。カッレにとっては残念なラリーになってしまいましたが、きっと彼はモチベーションをさらに高め、強くなって戻ってくることでしょう。 ”

Dani Sordo “ラリー・デ・ポルトガルで2位を獲得して戻ってくることができて、とても嬉しいです。もちろん、同時にエルフィンに追いつくことができなかったのは少し残念ですが、今日は彼のほうが速かった。でも、今日は彼のほうが速かった。ラリーを完走し、マニュファクチャラーズ選手権のポイントを獲得できたことは重要です。また、ボルハと一緒にクルーとして初めてのWRCイベントで初の表彰台を共有できたことも喜ばしいことです。”

デイ2でオジエと激しく順位を争った勝田は、安定性を重視した走りで最終日を走破し、キャリアベストとなる総合4位でフィニッシュ。開幕から４戦連続でドライバー選手権ポイントを獲得しました。

Final Overall Classification – Rally de Portugal

1	E. Evans	S. Martin	Toyota Yaris WRC	3:38:26.2
2	D. Sordo	B. Rozada	Hyundai i20 Coupe WRC	+28.3
3	S. Ogier	J. Ingrassia	Toyota Yaris WRC	+1:23.6
4	T. Katsuta	D. Barritt	Toyota Yaris WRC	+2:28.4
5	G. Greensmith	C. Patterson	Ford Fiesta WRC	+4:52.7
6	A. Fourmaux	R. Jamoul	Ford Fiesta WRC	+5:03.4
7	E. Lappi	J. Ferm	Škoda Fabia Evo	+9:37.2
8	T. Suninen	M. Markkula	Ford Fiesta MkII	+11:20.0
9	M. Østberg	T. Eriksen	Citroën C3 R5	+12:01.5
10	N. Gryazin	K. Aleksandrov	Volkswagen Polo GTI	+12:35.8