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RallyFunJapan | WRC Rally de España 2021 DAY2

WRC Rally de España 2021 DAY2

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ラリー・スペインのデイ2は、サービスパークの東北エリアでサヴァラ、ケロル-レス・ポブレス、エル・モンメルという3本のターマックステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行。一日の最後にはサロウの海岸近くで市街地ステージを走り、7本合計117.45kmのターマック(舗装路)ステージが行なわれました。土曜日も一日を通して過ごしやすい気候となり、早朝のステージは霧が出て路面の一部は湿り気を帯びましたが、全体的にはドライコンディションでの戦いとなりました。 

ヌービルとワイダエッヘは、金曜日に獲得した4勝に加え、SS7~SS11で5連勝を達成し、SS13でも見事な走りを見せました。ラリー・デ・エスパーニャでの10回のファステストタイムにより、Hyundai Motorsportは初めて1シーズンで100回のステージ優勝を達成しました。2021年のWRCで2回目の優勝を目指すHyundai Motorsportは、まさに絶好調といえるでしょう。

エバンスは、逆転を期してデイ2のステージに臨みました。しかし、デイ1ほどのスピードを発揮することができず、1日を終えてタイム差は16.4秒にひらいてしまいました。それでも総合2位の座はしっかりと守り、ドライバーズタイトルを争う唯一のライバルであり、チームメイトでもあるオジエに22.3秒差をつけてデイ2を走りきりました。

デイ1で総合3位につけたオジエは、午前中のステージで総合4位のライバルに差を0.2秒まで詰められました。その後、日中のサービスでクルマのセットアップを変更したところ、午後のステージではスピードアップに成功。SS11とSS12でベストタイムを記録し、差を6.9秒に拡げました。しかし、サロウの市街地ステージでエンジンストールにより大きくタイムを失い、辛くも1.2秒差で総合3位を守りました。

エバンスとオジエが総合2、3位につけていることから、明日も順位が変わらなかった場合、パワーステージでの結果次第でマニュファクチャラーズタイトルが決まる可能性があります。 

4位のダニ・ソルドとカンディド・カレラは、終日、セバスチャン・オジェにプレッシャーをかけ続け、最終的には1.2秒の差をつけて、日曜日の4ステージを残しました。

ロバンペラは、WRカーによる出走は初めてのこのラリーで経験を積むべく確実な走りを続け、SS7とその再走ステージであるSS10では3、4番手タイムを記録するなど速さを示しました。ロバンペラがあるコーナーインカットした事が、故意でないのかと指摘がされています

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なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、デイ1でクラッシュによりデイリタイアとなりましたが、チームによって修理されたクルマでデイ2に再出走。午後のステージでは自信を取り戻し、SS12では5番手タイムを記録しました。

1 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 Coupe WRC) 2h03m45.7s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota Yaris WRC) +16.4s
3 Sébastien Ogier/Julien Ingrassia (Toyota Yaris WRC) +38.7s
4 Dani Sordo/Cándido Carrera (Hyundai i20 Coupe WRC) +39.9s
5 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota Yaris WRC) +1m12.3s
6 Gus Greensmith/Chris Patterson (Ford Fiesta WRC) +3m45.2s
7 Oliver Solberg/Craig Drew (Hyundai i20 Coupe WRC) +3m45.9s
8 Nil Solans/Marc Martí (Hyundai i20 Coupe WRC) +3m53.8s
9 Eric Camilli/Maxime Vilmot (Citroën C3 Rally2) +7m52.8s
10 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia Rally2 evo) +8m02.5s

競技最終日となる10月17日(日)のデイ3は、サービスパークの西側エリアでサンタ・マリナ(SS14/16)と、ランナバウトでのドーナッツターンが観客に人気のリウデカニエス(SS15/17)という、2本のステージをサービスを挟んで各2回走行。サンタ・マリナの1本目、SS14は日の出前のスタートとなります。また、最終ステージとなるリウデカニエスの2本目、SS17はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。ステージは全部で4本、その合計距離は50.90km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は261.12kmとなります。