WRC Rally de España 2019 Day1
ラリーエスパーニャ初日は、サービスパークが置かれるサロウの西側エリアで3本のステージを各2回走行しました。路面は大部分がグラベル(未舗装路)で、一部ターマック(舗装路)のセクションを走るステージもありましたが、タイヤ、サスペンション、駆動系など完全にグラベル仕様での走行。
出走順トップのタナクは午前中はまずまずのペースで走行出来たものの、滑りやすくなった午後のステージではペースが上がらず、首位から21.7秒遅れの5位になりました。
タナクと選手権を争うオジェには不運が。SS2でパワステを失い、重いステアリングと格闘する羽目になったオジェでしたが、それはパワステトラブルではなく油圧系統の問題でした。パドルシフトとセンターデフも失い、手に出来た水膨れを包帯でグルグル巻きにした痛々しいオジェは首位から4分遅れの17位。タナクよりも上位でゴールする必要があるオジェ、タイトルディフェンスに暗雲がたちこめてきました。
そしてDay1を制したのはローブ。「チームにとって素晴らしい一日です! 週末のこの早い段階であったとしても、このラリーをリードしているのは素晴らしい気持ちです。 午前中はタイヤ戦略が少しありましたが、ループの最後でハードコンパウンドを最適なパフォーマンスで使うことができました。 コンディションは、オープニングの段階では滑りやすかったですが、 午後は良くなり、全体を通してフィーリングがよかったです。 今日は、車は完璧で、私はただ飛んでいました。 私たちはそれをプッシュし、チームが初日を終えるのに1-2-3を確保するのに十分でした。 まだ2日間のターマックが予定されています。」
そして2位ヌービル、3位ソルドとヒュンダイの1-2-3体制になっています。
デイ2は、サービスパークの北東エリアで3本のターマックステージを各2回走行。1日の最後にはサロウの海岸沿いで2.24kmのショートステージが行なわれます。チームはデイ1夜の75分間のサービスで、クルマをグラベル仕様からターマック仕様へと変更。デイ2からはターマック仕様のクルマで戦います。7本のSSの合計距離は121.72km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は462.96kmとなります。
- Loeb / Elena (Hyundai i20 WRC) 1h21’24’’7
- Neuville / Gilsoul (Hyundai i20 WRC) +1’’7
- Sordo / Del Barrio (Hyundai i20 WRC) +7’’6
- Meeke / Marshall (Toyota Yaris WRC) +13’’0
- Tänak / Järveoja (Toyota Yaris WRC) +21’’7
- Latvala / Anttila (Toyota Yaris WRC) +30’’1
- Evans / Martin (Ford Fiesta WRC) +44’’0
- Suninen / Lehtinen (Ford Fiesta WRC) +51’’8
- Katsuta / Barritt (Toyota Yaris WRC) +1’50’’3
- Ostberg / Eriksen (Citroën C3 R5) +2’59’’8 (1stRC2 & WRC2Pro)