世界ラリー選手権は、来年開催されるジュニア世界ラリー選手権に全額出資で参加できる新たな取り組みに参加する女性ドライバーを募集している。
選手権の “Beyond Rally “プラットフォームで実施されるこの計画は、ラリーのトップリーグへの女性の参加を増やすことを目的としている。近年では、2022年にリータ・ハマライネンとエンニ・マルコネンがそれぞれWRC2とWRC3で世界タイトルを獲得するなど、女性がコ・ドライバーとして成功を収めているが、1982年のタイトル準優勝者であるミッシェル・ムートンは、42年前にドライバーとして同選手権で優勝した最後の女性ドライバーである。
WRCプロモーターは、次のスターを発掘するため、27歳以下のドライバーを対象に新プログラムへの参加を呼びかけている。
最も適した15名の応募者は、M-SPORT POLAND本社で開催される集中トレーニング・キャンプに参加する。このキャンプでは、FORD Fiesta Rally3によるグラベルテストとターマックテストが1日ずつ行われるほか、シミュレーターテスト、ペースノート、偵察能力、PRトレーニング、メカニカル知識の評価などが行われる。
その後、WRCのトップレベルの関係者で構成される審査員によって3名の参加者が選出され、第2ステップに進む。
このWRCイベントの後、同じ審査員が最終的な賞の勝者を決定する。それは、テストを含む2025年ジュニアWRCプログラムのサポートである。