RallyFunJapan > WRC > WRC 2023 > 13_Japan2023 > WRC FORUM8 RALLY JAPAN 2023 DAY2 : エバンス、オジエ、ロバンペラが1-2-3体制を築き最終日へ
RallyFunJapan | WRC FORUM8 RALLY JAPAN 2023 DAY2 : エバンス、オジエ、ロバンペラが1-2-3体制を築き最終日へ

ラリージャパンのデイ2は、愛知県の豊田市、岡崎市、新城市で7本合計84.68kmのステージが予定されていましたが、オープニングのSS9は赤旗により中断。その時点で既にステージをスタートしていた勝田を含む4名のドライバーに対しては救済タイムが与えられました。前日は断続的に雨が降る荒れた天気の下で行われましたが、デイ2は曇り時々晴れの一日となり、午後のSS14で霙(みぞれ)が短時間降った以外は、比較的安定した天気でした。それでも路面の一部は前日の雨で依然湿っており、落ち葉や落ち枝に覆われた区間も多くあるなど、滑りやすく難易度の高い路面での戦いになりました。

大雨により非常にトリッキーなコンディションとなったデイ1で首位に立ったエバンスは、総合2位のオジエに対し1分49.9秒という大きなリードを築いていたため、確実性を重視した走りにシフト。それでも、今年新たに岡崎市の中央総合公園に設けられた2.84kmのショートステージでは、SS11、12と2ステージ連続でベストタイムを記録しました。午後は、突然の霙に見舞われたSS14でタイムを大きく失った以外は安定した走りを続け、総合2位のオジエを1分15.0秒リードして首位を堅持しました。また、デイ1終了時点で16.7秒差だったオジエと総合3位ロバンペラの差は、25.6秒差に拡がりました。

RallyFunJapan | WRC FORUM8 RALLY JAPAN 2023 DAY2 : エバンス、オジエ、ロバンペラが1-2-3体制を築き最終日へ

エサペッカ・ラッピとヤンネ・フェルム組は、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリー・ジャパンの2日目、4位を追い詰めるというミッションを達成した。

午前中のステージでグリップ不足に悩まされた#4ヒュンダイi20 N Rally1 Hybridクルーだったが、ラッピ/フェルムは安定したペースで先行車に追いつき、4位に浮上。これは第2ループでも続き、フィンランド勢は後続のライバルたちとの差をキープ。表彰台までのタイム差はあまりにも大きいため、ラッピ/フェルムは日曜日にはポジションを固め、パワーステージで最大限のポイントを獲得することに集中する計画。

金曜日にリタイアしたティエリー・ヌービル/マルティン・ヴィダゲ組は、土曜日にヒュンダイi20 Nラリー1ハイブリッドで復帰。SS9「ヌカタの森1」で公称最速タイムをマークした後、SS14で2番手タイムをマーク。午後のループでもこのタイムを記録し、今大会で9回のトップ3入りを果たした。

競技最終日となる11月19日(日)は、愛知県と岐阜県でSS17/22「アサヒ・コウゲン」、SS18/20「エナ・シティ」、SS19/21「ネノウエ・コウゲン」という6本のステージを走行。エナ・シティに関しては序盤のセクションが昨年と完全に異なります。また、SS17の再走で、2023年WRC最後のステージとなるSS22は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。6本のSSの合計距離は84.08km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は286.95kmとなります。

1 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h28m20.8s
2 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m15.0s
3 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m40.6s
4 Esapekka Lappi/Janne Ferm (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +3m09.3s
5 Ott Tänak/Martin Järveoja (Ford Puma Rally1 HYBRID) +3m35.3s
6 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +3m50.2s
7 Andreas Mikkelsen/Torstein Eriksen (Škoda Fabia RS Rally2) +5m11.3s
8 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Fiesta Rally2) +5m19.6s
9 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia RS Rally2) +5m54.6s
10 Kajetan Kajetanowicz/Maciej Szczepaniak (Škoda Fabia RS Rally2) +12m51.6s