WRC Croatia Rally 2021 Day 3

クロアチア・ラリーの最終日は、サービスパークの北側で2本のターマック（舗装路）ステージを各2回走行。4本のステージの合計距離は78.58kmでした。最終日もザグレブ周辺は好天に恵まれ、ドライコンディションでの戦いになりました。

最終パワーステージスタート前、1位エバンスと2位オジェの差は、わずか3.9秒。先にスタートしたオジェが、エバンスのゴールを待つ中、エバンスはコーナーでバランスを崩してわずかにタイムロス。最終的にオジェが0.6秒上回りクロアチアで優勝を獲得しました。

OGIER「まるでジェットコースターのように、感情が大きく揺れ動いた週末でした。何よりも重要なのは、今朝のロードセクションでのアクシデントで、怪我をした人がいなかった事ですし、私にとってはそれが最大の気がかりでした。私のラリーはそこで終わってしまうのではないかとさえ思いましたが、クルマのダメージはそれほど大きくなく、競技を続けることができました。あれだけのことが起きたので、優勝できるとは思っていませんでしたが、皆さんが知っているように私は決して諦めない男ですし、最後まで戦い続けようとしました。今週末、良い仕事をしていたエルフィンには同情していますし、特に今朝は強かったです。しかし、我々もこの週末ペースは良かったのに、いくつか問題が起きその都度タイムを失いました。チームのために、今回も1-2で表彰台に立つことができて、嬉しく思います。」

EVANS「最後のステージでラリーをリードしていながら、総合2位で終わるというのは望んでいた結果ではありません。最後のステージでセブが本当に速かったのは事実ですが、私は最後のコーナーでミスをしてしまいました。とても悔しいですが、決して悪くない結果だと思いますし、チームにとっては非常に良いリザルトです。チームはセブと私のためにとても良い仕事をしてくれましたし、今週末は素晴らしいクルマを用意してくれました。最初から最後まで全力で戦い、ラリーを楽しむことができました。」

なお、優勝したオジェには、一般車両との事故の際、クルマの前に警官がいたにもかかわらず車を発進させた危険な行為と、赤信号無視の２件に対して、計€7000の罰金が課せられました。

Final Overall Classification – Croatia Rally

1	S. Ogier	J. Ingrassia	Toyota Yaris WRC	2:51:22.9
2	E. Evans	S. Martin	Toyota Yaris WRC	+0.6
3	T. Neuville	M. Wydaeghe	Hyundai i20 Coupe WRC	+8.1
4	O. Tänak	M. Järveoja	Hyundai i20 Coupe WRC	+1:25.1
5	A. Fourmaux	R. Jamoul	Ford Fiesta WRC	+3:09.7
6	T. Katsuta	D. Barritt	Toyota Yaris WRC	+3:31.8
7	G. Greensmith	C. Patterson	Ford Fiesta WRC	+3:58.8
8	C. Breen	P. Nagle	Hyundai i20 Coupe WRC	+4:28.2
9	M. Østberg	T. Eriksen	Citroën C3 R5	+10:00.8
10	T. Suninen	M. Markkula	Ford Fiesta R5	+10:29.3