
2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンのデイ1が終了し、TOYOTA GAZOO Racingが圧倒的な強さを見せ1-2-3体制を築きました。
前日、ウーメオーでのナイトステージで開幕したラリー・スウェーデンは、金曜日の朝から一日を通しての戦いがスタート。ウーメオーのサービスパークの北側エリアで3本のステージを各2回走行し、一日の最後にはウーメオーで全長5.7kmのショートステージが行なわれました。金曜日は一日を通して好天に恵まれましたが、最高気温はマイナス16度前後と非常に低く、路面は全体的に硬いアイスに覆われていました。
デイ1でベストタイムを記録し首位に立った地元のソルベルグは、デイ2オープニングのSS2に選手権リーダーとして出走順トップで臨みましたが、5番手タイムで総合2位に後退。午後の再走ステージは、例年通り路面コンディションが大きく変わり、出走順が早いドライバーたちは、午前中に下位クラスのクルマが刻んだ異なる走行ラインをフォローしながら走行する必要があり、大きなハンデを負うことになり、出走順5番手の勝田は午後1本目のSS5でベストタイムを記録。4番手タイムだった首位エバンスとの差を5.6秒に縮め、この日を首位で終了しました。
1位:勝田貴元 / アーロン・ジョンストン(Toyota GR Yaris Rally1)
午前中は首位のエバンスに追う形で走行し、忍耐強く対応しました。午後の再走ステージで路面が荒れ、出走順の有利さを活かしてSS5とSS6で連続ベストタイムを記録。SS7で首位に立ち、SS8でも安定した走りで差を2.8秒に広げました。「今日はすべてが順調で、午後の難しいコンディションでもタイヤを上手くコントロールできました。最後まで戦い抜くつもりです」と自信をのぞかせています。
2位:エルフィン・エバンス / スコット・マーティン(Toyota GR Yaris Rally1)
朝のループでベストタイムを連発し、首位に立ちました。午後は路面変化で苦しみましたが、できる限りの走りを見せました。最終的に0.1秒差で首位を譲りました。「午後は後ろから来るドライバーが有利な状況でしたが、できる限りのことをしました。明日出走順が良くなるので巻き返します」と前向きです。
3位:サミ・パヤリ / マルコ・サルミネン(Toyota GR Yaris Rally1)
安定したペースとタイヤマネジメントで目立ったミスなく走り、午後に特に好タイムを連発して3位を固めました。「かなり満足できる一日でした。表彰台を狙える位置につけられて嬉しいです。明日もプッシュし続けます」と楽しんでいる様子です。
4位:エサペッカ・ラッピ / エンニ・マルコネン(Hyundai i20 N Rally1)
WRC復帰戦ながら雪道の経験を活かし、トップ5のステージタイムを複数回記録。特にSS5で3位タイムをマークするなど好調でした。「久しぶりなのに悪くない走りができていますが、まだ限界まで攻められていません。グリップが欲しいですが、車は2年前より良くなっています」と手応えを感じています。
5位:アドリアン・フォルモー / アレクサンドル・コリア(Hyundai i20 N Rally1)
全体的に快適さが不足し、苦戦したものの、トップ5タイムを5回記録し、ポジションを維持しました。ソルベルグを抑えた点もプラスです。「パフォーマンスに苦しみましたが、5位で明日のロードポジションが良くなります。まだ表彰台争いは可能です」と希望を語っています。
6位:オリバー・ソルベルグ / エリオット・エドモンドソン(Toyota GR Yaris Rally1)
前日のナイトステージで首位だったものの、SS3で雪バンクに飛び出し、パンクを伴うコースオフで30秒以上ロス。午後は挽回し、SS8でベストタイムを記録しました。「出走順トップの難しさを甘く見ていました。学びが多く、午後はベストを尽くしました。明日は上位を狙えます」と前向きです。
7位:ティエリー・ヌービル / マルティン・ワイダエゲ(Hyundai i20 N Rally1)
朝のSS3で雪バンクに突っ込み1分以上ロスし、苦しいスタートとなりました。午後は車バランスが改善し、SS7でステージ優勝を飾りました。「朝は車にフィーリングがなく、難しい一日でしたが、午後は改善しました。まだパフォーマンスが足りませんが、明日へつなげます」と巻き返しを誓っています。
8位:ジョン・アームストロング / サイモン・バーン(Ford Puma Rally1)
M-Sport Ford勢は朝にタイヤトラブルに見舞われましたが、アームストロングは比較的持ちこたえ、8位でフィニッシュしました。詳細なコメントは限定的ですが、全体として厳しい一日でした。
9位:ジョシュア・マクアーリン / エイモン・トレイシー(Ford Puma Rally1)
朝のループで複数回のタイヤトラブルに見舞われ、大幅にタイムを失いました。詳細は厳しい状況が続いたようです。
10位:ローペ・コルホネン / アナ・ヴィイニッカ(Toyota GR Yaris Rally2)
WRC2クラス首位を快走し、総合10位に入りました。WRC2リーダーとして安定した走りを見せています。
2月14日(土)は、ウーメオーの西側エリアで3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。一日の最後には、デイ2と同じく全長5.7kmの「ウーメオー・スプリント2」が行われます。7本のステージの合計距離は104.42km、リエゾンも含めた一日の総走行距離は345.96kmとなります。
End of day two (Friday):
1 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1) 1h10m33.7s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +2.8s
3 Sami Pajari/Marko Salminen (Toyota GR YARIS Rally1) +22.2s
4 Esapekka Lappi/Enni Mälkönen (Hyundai i20 N Rally1) +45.9s
5 Adrien Fourmaux/Alexandre Coria (Hyundai i20 N Rally1) +50.3s
6 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Toyota GR YARIS Rally1) +51.0s
7 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1) +1m43.8s
8 Jon Armstrong/Shane Byrne (Ford Puma Rally1) +2m40.3s
9 Josh McErlean/Eoin Treacy (Ford Puma Rally1) +3m31.8s
10 Roope Korhonen/Anssi Viinikka (Toyota GR Yaris Rally2) +4m41.9s





