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RallyFunJapan | WRC 2025 SAFARI RALLY KENYA PREVIEW

アフリカのケニアを舞台とする伝統のサファリ・ラリーは、今シーズン初のグラベルイベントであり、今季からシングルタイヤサプライヤーとなったハンコックの、グラベル用ラリータイヤを装着して戦う最初のラリーとなります。

サファリ・ラリーはWRCの中でも独特なキャラクターのラリーであり、常に多くの難題を選手とチームに課す難しいイベントです。ステージはその多くが草原の比較的平坦な道に設定されていますが、一部には岩や石が転がる路面、「フェシュフェシュ」と呼ばれる粉末状の砂に覆われた柔らかい路面、そして大きな段差がある荒れた路面など、トリッキーな区間も少なくありません。また、雨が降ると路面はぬかるんで泥状となり、非常に滑りやすくなります。なお、深い水たまりや砂の海ではクルマのエンジンが水や砂を吸い込みやすくなるため、サファリ・ラリーでは「シュノーケル」と呼ばれる筒状のバイパス装置を、車外に装着することが許されています。

2025年のサファリ・ラリーは前年までよりも走行距離が大幅に増え、ステージの総走行距離は383.10kmに。ここ数年のWRCでは最長のラリーとなります。

例年同様、ラリーは首都ナイロビからスタート。20日の木曜日はセレモニアルスタートに続き、これまで通りナイロビ近郊の「カサラニ」での、全長4.76kmのスーパーSSで戦いの火蓋が切って落とされます。さらに今年は、SS2としてサービスパークが置かれるナイバシャ近くの「ムザビブ」で、新たに全長8.27kmのステージが行われます。

競技2日目となる21日の金曜日は、一日を通してステージが行われるフルデイの初日。ナイバシャ湖周辺での「ロルディア」「ケンゲン・ジオサーマル」「ケドング」という定番のステージに加え、今大会最長となる全長31.40kmの新ステージ「キャンプ・モラン」が行われます。4本のステージはナイバシャでのミッドデイサービスを挟んで、午前と午後に各2回行われ、8本のステージの合計走行距離は157.58kmと4日間で最長の一日となります。

競技3日目となる22日の土曜日は、エレメンタイタ湖の周辺で「スリーピング・ウォリアー」「エレメンタイタ」「ソイサンブ」という定番の3ステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その合計距離は146.50kmとなります。

競技最終日となる23日の日曜日は、「ムザビブ」の再走ステージとなるSS17に続き、「オセレンゴニ」と「ヘルズゲート」のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。今大会の最終ステージとなるヘルズゲートの2本目、SS21はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。ステージは全21本で合計383.10km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1381.92kmが予定されています。

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2024Kalle Rovanperä/Jonne HalttunenToyota GR Yaris Rally1 Hybrid
2023Sébastien Ogier/Vincent LandaisToyota GR Yaris Rally1 Hybrid
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2021Sébastien Ogier/Julien IngrassiaToyota GR Yaris WRC

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