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RallyFunJapan | 無数のドラマ WRC 2025 FORUM8 RALLY JAPAN DAY3

ラリージャパンのデイ3は、愛知県と岐阜県が戦いの舞台に。愛知県豊田市の小原エリアに今年新たに設けられた「オバラ」、昨年も使われた岐阜県の「エナ」と「マウント・カサギ」のステージを、岐阜県の恵那峡ワンダーランドに設定されたTFZ(タイヤフィッティングゾーン)での簡易的なサービスを経て、各2回走りました。さらに、一日の最後には、豊田スタジアム近くの矢作川河川敷に新設された「トヨタ・シティSSS」を走行。路面コンディションは概ねドライ。しかし路肩から舗装路に流れ出した泥や落ち葉により、一部の路面は非常に滑りやすい状態でした。7本のステージの合計距離は121.91kmと4日間で最長の一日でした。

セバスチャン・オジェは、首位をキープし、ドライバーズタイトル争いが緊迫した展開となった1日を終え、チームメイトのエルフィン・エヴァンスにわずか6.5秒の差をつけて、日曜日のFORUM8ラリージャパンの決勝に臨みます。

エヴァンスは、この日を10.2秒差でスタート。すぐにその差を縮め、午前中は笠岐山でのオープニングパスで、WRC キャリア通算 200 回目のステージ優勝を達成した。その同じステージで地元のヒーローである勝田貴元は、水たまりに覆われたバリアに衝突し、GR ヤリスのパワーステアリングを破損、総合 3 位で走行していたものの、争いから脱落するという悲劇に見舞われています。

オジェは午後、リズムを取り戻し、恵那2でエヴァンスを 0.3 秒上回り、小原の繰り返し走行で 3.2 秒差を縮め、この日のトップで終えました。一方、エバンスは、最後から 2 番目のステージで、緩んだアスファルトに接触し、タイヤの一部が脱落しました。

エヴァンスは、選手権でオジェに 13 ポイントの差をつけて日本に到着しました。現状では、その差は 5 ポイントに縮まりますが、スーパーサンデーとウルフパワーステージで最大 10 ポイントのボーナスポイントが獲得できるため、まだどちらにも転ぶ可能性があります。


ラリー最終日となる9日(日)のデイ4は愛知県が戦いの舞台に。SS15「ヌカタ1」、SS16「レイク・ミカワコ1」というラリージャパン定番の2本のステージを走行した後、岡崎市の中央総合公園で「オカザキSSS」がSS17、18として2本連続で行われます。その後、ステージに隣接するエリアでのTFZを経て、午後はSS19「ヌカタ2」、SS20「レイク・ミカワコ2」と2本のステージを再走。最終ステージとなるSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のステージの合計距離は72.38km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は198.61kmとなります。

End of day three (Saturday):

1 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1) 2h32m55.0s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1) +6.5s
3 Adrien Fourmaux/Alexandre Coria (Hyundai i20 N Rally1) +23.6s
4 Sami Pajari/Marko Salminen (Toyota GR YARIS Rally1) +45.4s
5 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1) +2m34.5s
6 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Puma Rally1) +4m39.6s
7 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1) +6m27.9s
8 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Toyota GR Yaris Rally2) +6m40.6s
9 Alejandro Cachón/Borja Rozada (Toyota GR Yaris Rally2) +7m54.9s
10 Nikolay Gryazin/Konstantin Aleksandrov (Škoda Fabia RS Rally2) +8m21.8s