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RallyFunJapan | WRC 2024 SAFARI RALLY KENYA DAY1 - 2 : デイ2の全6ステージを制覇したロバンペラが首位

WRCのカレンダーに復帰して今年で4年目を迎えるサファリ・ラリーは、開催時期がこれまでの6月から3月に移り、雨季が始まるタイミングでの開催となりました。ラリーの中心となるサービスパークは今年もナイバシャ湖近くのKWS(ケニア・ワイルドライフ・ソサエティ)に置かれ、ステージは全てグラベル(未舗装路)。4日間で19本のステージ、合計367.76kmを走行します。

競技の開始に先立ち、27日(水)は午前中にナイバシャ近郊でシェイクダウンが行われました。WRCではヨーロッパ以外での事前テストが禁止されているため、シェイクダウンは実際にケニアの道で多くのことを確認する貴重な機会になりました。

一夜明けた28日(木)は、ナイバシャの南約100kmに位置する首都ナイロビの中心部で、午後12時過ぎからセレモニアルスタートが行われ、ラリーが華やかに開幕。続いて、ナイロビ郊外のカサラニでSS1「スーパー・スペシャル・カサラニ」が行なわれました。全長4.84kmのこのオープニングステージは、数日前に降った雨により所々に濡れた路面や大きな水溜まりがありましたが、コンディションは全体的にドライ。

翌日の29日(金)のデイ2からサバンナでの本格的な戦いがスタート。サービスパークが置かれるナイバシャの周辺で3本のグラベル(未舗装路)ステージを各2回走行し、その合計距離は127.58kmでした。3月のケニアは雨季の始まりとなりますが、デイ2の午前中は快晴に恵まれ気温は26度前後まで上昇。路面コンディションは全体的にドライでしたが、荒れている区間も多く、クルマとタイヤにとって非常に厳しい一日でした。


カッレ・ロバンペラ(フィンランド)が56.9秒のリードを築き、トヨタにとって夢のような1日となりました。

FIA世界ラリー選手権で2年連続優勝しているフィンランド人は、コ・ドライバーのヨンネ・ハルトゥネンとともにナイバシャ湖周辺で行われた全6回のグラベル・スピード・テストでトップタイムを叩き出し、まさに手がつけられない存在となりました。

彼のチームメイトであるエルフィン・エヴァンスと勝田貴元が2位と3位につけ、トヨタ勢としては1-2-3となりました。一方でライバルチームであるヒュンダイ・モータースポーツのエサペッカ・ラッピとオット・タナクはこの日の午後リタイヤに終わってしまいました。

中盤にはラッピがロバンペラに迫る勢いを見せていましたが、トランスミッションのトラブルにより、彼のi20 Nはサービス終了後の最初のステージでリタイア。 続くジオサーマルテストでは、チームメイトのタナクも岩をヒットしステアリングを破損しリタイヤしています。

エバンスと勝田はそのピースを拾い上げ、トヨタの表彰台独占を完成させています。 エバンスがこの日の最終ステージで前に出た後、ふたりのタイム差はわずか3.9秒に縮まりました。

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Kalle Rovanperä

“自分たちにとっては本当にいい一日でした。今日はとにかく出走順を最大限に生かそうと考えていましたし、上手くペースをコントロールすることができたと思います。路面のコンディションが良いところではハードにプッシュすることができましたし、特に今日の午後は、荒れた場所ではクルマとタイヤをケアして走りましたが、それでもいいタイムを出すことができたので満足です。とはいえまだ先は長いですし、1分近いリードを築いていても、いかなることも起こり得るこのラリーではたいしたことではありません。もし大雨が降ったらギャップが大きく拡がり、タイムを大きく失う可能性もあります。ですので、明日も今日と同じような戦いを続けるだけです。”


ランキングトップのティエリー・ヌービルはヒュンダイの唯一の希望となったが、彼自身もSS3でタイヤにダメージを負うトラブルに見舞われた。 空転したラバーがヒュンダイのボディに穴を開け、ベルギー人とコ・ドライバーのマルティン・ウィダゲはゴーグルと防塵マスクを着用して午前中の最終ステージに臨みました。午後のループで、ヌービルはケドン2でのロバンペラとの差をわずか6.5秒に縮め、土曜日に挑みます。

Mスポーツ・フォードのエイドリアン・フルモーは、いくつかの荒れたセクションでサンプガードが浮いてしまうアクシデントに見舞われましたが、比較的クリーンな走りで5位をキープ。 チームメイトのグレゴワール・ミュンスター(ラリー1マシンでのサファリ・ラリー初参戦)も同じようなタイムで走っています。

オリバー・ソルベルグがタイヤトラブルに見舞われたため、ガス・グリーンスミスはWRC2で圧倒的なリードを築き、オーバーナイトでも7位につけています。 ジュルダン・セルデリディス、カジェタノヴィッチ、ソルベルグがトップ10入り。


競技3日目となる3月30日(土)のデイ3は、サービスパークの北側に位置するエレメンタイタ湖の周辺で「ソイサンブ」、「エレメンタイタ」、「スリーピングウォーリアー」という3本のステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行します。そのうち、毎年様々なドラマの舞台になってきたスリーピングウォーリアーは昨年よりも走行距離が伸び、今大会最長となる36.08kmのロングステージです。6本のステージの合計距離は160.96kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は409.52kmとなります

1 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 1h16m22.6s
2 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +56.9s
3 Takamoto Katsuta/Aaron Johnston (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m00.8s
4 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +1m07.3s
5 Adrien Fourmaux/Alexandre Coria (Ford Puma Rally1 HYBRID) +1m46.6s
6 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Puma Rally1 HYBRID) +3m34.2s
7 Gus Greensmith/Jonas Andersson (Škoda Fabia RS Rally2) +6m51.3s
8 Jourdan Serderidis/Fréderic Miclotte (Ford Puma Rally1 HYBRID) +9m11.7s
9 Kajetan Kajetanowicz/Maciej Szczepaniak (Škoda Fabia RS Rally2) +10m14.3s
10 Oliver Solberg/Elliott Edmondson (Škoda Fabia RS Rally2) +10m28.8s