RallyFunJapan > WRC > WRC 2024 > 6_SARDEGNA2024 > WRC 2024 Rally Italia Sardegna : オジェがリードを拡大

ラリー・イタリア サルディニアのデイ2は、サービスパークの東側エリアが戦いの舞台に。午前中に2本のステージを各2回走行し、午後には異なる2本のステージを各2回走行。8本のステージの合計距離は149.00kmと、3日間で最長の一日でした。天気は朝から非常に良く、路面コンディションは前日に続きドライ。気温は日中22度前後と、日差しは強くも過ごしやすい気候でした。

金曜日の午後から始まったデイ1で、オジエは総合2位のオィット・タナック(ヒョンデ)に4.5秒差をつけて首位に立ちました。そして迎えたデイ2は、オープニングのSS5でタイヤがホイールのリムから外れ、首位の座をタナックに明け渡すことになりました。しかし、続くSS6でスペアタイヤがない状態ながらオジエはベストタイムを刻み、首位に復帰。SS7では再び順位が入れ替わるなど一進一退の攻防が続き、午前中のセクションが終了した時点で、首位タナックと総合2位オジエの差は3.5秒となりました。

タイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換および、簡便な整備作業を経て始まった午後のループでは、SS9でオジエが2番手に6.8秒差をつけるベストタイムを記録。タナックを抜いて首位に返り咲きました。さらに、SS10、11とオジエは3ステージ連続ベストタイムでリードを拡大。最終のSS12をエバンスに次ぐ2番手タイムで走り切り、17.1秒のリードを築き首位でデイ2を走破しました。

きますヒョンデ勢は、SS5で1-2を決めたタナクがコンマ1秒差でトップに浮上。 次のステージでは、セバスチャン・オジェにアドバンテージが戻ったが、ヒュンダイ・モータースポーツが2度目の1-2フィニッシュ(今回はヌーヴィルがリード)を果たし、タナクがポジションを取り戻した。 午前中の1ステージを残すだけで、チームには十分な収穫があるように思われたが、タナクがリードを3.5秒に広げる一方で、ヌービルは15.5km地点でミスを犯し、路面から溝へと滑り落ちてしまい Hyundai i20 N Rally1 Hybridをコースに戻すことができず、リタイアを余儀なくされた。 その結果、チームメイトのダニ・ソルドが4位に浮上した。 11号車クルーは、スーパーサンデーでの最大ポイント獲得を目指して日曜日に戻ってきます。

ヌービルのリタイア後、タナクは残りのステージに慎重に臨んだ。 これでオジェとの差は縮まったものの、岩だらけの道で2番手タイムをハットトリックし、土曜日のランキング2位を固めた。 トップとの差は17.1秒となり、ラリー終了までにはまだまだサプライズの可能性が残されている。

デイ1終了時点で総合4位につけていた勝田は、午前中最後のSS8で3番手タイムを記録。総合3位につけていたライバルのデイリタイヤにより総合3位に順位を上げましたが、午後1本目のSS9でトランスミッションに関する問題が深刻化。走行を続けることができなくなり、デイリタイアとなりました。チームは問題の原因を調査した上でクルマを修理し、勝田は日曜日に再出走する予定です。


ラリー最終日となる6月2日(日)のデイ3は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行。ミッドデイサービスおよびタイヤフィッティングゾーンは設定されません。SS14の再走ステージとなるSS16は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のステージの合計距離は39.30km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は192.31kmが予定されています。

End of day two (Saturday): 

1 Sébastien Ogier/Vincent Landais (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h39m43.2s
2 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +17.1s
3 Dani Sordo/Cándido Carrera (Hyundai i20 N Rally1 HYBRID) +2m12.8s
4 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m43.3s
5 Grégoire Munster/Louis Louka (Ford Puma Rally1 HYBRID) +5m28.8s
6 Sami Pajari/Enni Mälkönen (Toyota GR Yaris Rally2) +5m38.5s
7 Yohan Rossel/Benjamin Boulloud (Citroën C3 Rally2) +6m33.2s
8 Jan Solans/Rodrigo Sanjuan (Toyota GR Yaris Rally2) +6m45.2s
9 Kajetan Kajetanowicz/Maciej Szczepaniak (Škoda Fabia RS Rally2) +8m12.1s
10 Martin Prokop/Michal Ernst (Škoda Fabia RS Rally2) +8m22.1s