世界ラリー選手権(WRC)ラリーフィンランド2024で初めて導入されるバーチャル・シケインとはどのような物なのでしょう?改めてラリーフィンランドBulletin1を見てみました。
どこからブレーキングを開始して速度を落とすかによって、タイムへの影響がありそうなルールですね!
12.21 VIRTUAL CHICANES
- バーチャル・シケインは、シェイクダウン・ルヒマキとSS13/16 Ouninpohjaのロードブックに記載されている場所に設置される。
- バーチャル・シケインのスタート地点の手前には、300m、200m、100mとカウントダウンする進入禁止の標識が設置される。
- また、SASトラッキングユニットもスタートまでの距離を表示する。
- 200メートルのシケインエリアのスタートとフィニッシュは道路上のアーチでマークされる(ラリー期間中)。
- この200メートルの区間では、ラリーカーの速度を最高時速60km/hまで落とさなければならない。 これはこれはSASトラッキング・ユニットによって表示される。バックアップとして、ジャッジが操作するレーダーユニットがある。
- 目標速度60Km/hに達すると、再び加速することができる。 この目標速度への到達は、エリア内のどの地点でも可能である。そのため、エリア手前でブレーキングを開始してもよい。
- 目標速度に達しない場合、クルーは制限速度超過1k/hにつき2秒のタイムペナルティを受ける。タイムペナルティはステージタイムに加算され、コース係からクルーに通知される。
- シェイクダウンにおいて、制限速度に達しなかった場合、想定タイムとして5分が割り当てられる。