EVラリー A290 Rally Trophy第2戦:Julien Ingrassiaのデビュー戦

アルピーヌの電動ラリーカー「Alpine A290 Rallye」を使用したワンメイクレース、Alpine A290 Rally Trophyの2026シーズン第2戦「e-Rallye Vosges Grand Est」が終了しました。フランス・ヴォージュ地方で開催されたこのラリーでは、新たな勝者が生まれ、シリーズに新たな盛り上がりを見せています。

シーズン開幕戦のLe Touquetで優勝したMelvin Rabilloud/Enzo Mahinc組が序盤にリードを築きましたが、日曜日の長距離ステージ「La Vologne」で状況が一変。Aymeric Lenoir(アルピーヌストア・カレー所属)/Florian Hosson組が鋭い走りで首位に浮上しました。 

最終的にLenoir組は2位のRabilloud組に55.7秒差をつけて完勝。シリーズ史上最長となる124.47kmの競技距離を制し、初優勝を達成しました。3位にはLe Touquetに続いてDenis Ridel/Gaëtan Debec組が入り、安定した走りを披露しています。

•  1位: Aymeric Lenoir – Florian Hosson(FK Express / Alpine Store Calais)

•  2位: Melvin Rabilloud – Enzo Mahinc(Fun Meca Sport / Alpine Store Annecy) +55.7s

•  3位: Denis Ridel – Gaëtan Debec(RDL Développement) +1m42.7s

次戦は7月9〜11日に開催されるRallye Rouergue Rodez Aveyron Occitanieです。

8度の世界王者ジュリアン・イングラシアがVIP参戦で話題に

今回のラリーの大きな注目点は、8回の世界ラリー選手権(WRC)コ・ドライバー王者、Julien Ingrassiaのデビュー戦です。Alpine A290 Rallye VIPプログラムの一環としてEmma Bonnemortと参戦したIngrassiaは、初日の接触トラブルがありながらも、素早い適応力を見せ、5位でフィニッシュ。多くのトップ5タイムを記録し、電動ラリーカーのポテンシャルを証明しました。 

Ingrassia本人は「この車は本物のラリーカー。電動であることを忘れるほど自然に走れる」とコメントし、電動車両への印象を大きく変えたようです。

Alpine A290 Rallyeの魅力と電動ラリーの未来

Alpine A290 Rallyeは、低重心による優れたハンドリングとダイナミックな走りが特徴の電動ラリーカーです。Lenoir選手は「今までで最高の車。電動車がラリーに参戦する理由は十分にある」と語っています。シリーズでは専用テクニカルサポートや持続可能な充電ソリューションが提供され、参加者にとって快適な環境が整えられています。 

また、Alpine Store Nancyがイベントパートナーとして活躍し、展示やゲスト体験を通じてアルピーヌのスポーツ遺産と電動未来をアピールしました。

これからの注目ポイント

•  2026シーズンはフランスラリー選手権の一戦として6戦開催予定

•  総合優勝者には2027年の公式Alpine Racingプログラムが与えられる

•  電動ラリーの普及と若手育成に注力