Takamoto Katsuta takes his second WRC 2 win in Chile
TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、ラリーチリのWRC 2カテゴリー優勝を果たしました。
ラリー・アルゼンティーナに続きフォード フィエスタ R5でWRC 2に出場した勝田は、チリのステージの経験が豊富で、WRC 2優勝経験もある地元のトップドライバーと、序盤から激しい首位争いを繰り広げました
初日はタイヤ選択に失敗した事もあり2位で終了しましたが、2日目にはステージウインを連発し2位に12秒差でトップに。最終日は2位に付けていた選手がリタイヤしたため、リードも3分に拡大して優勝を飾りました。
「ラリー・チリのWRC 2で優勝することができて、嬉しく思います。とても難しいラリーで、毎日ステージの特徴が大きく変わり、コンディションも違いました。特に、いくつかのステージでは深い霧が立ち込めていました。レッキ(ステージの事前下見走行)を行なった時も霧が出ていて、そのためペースノートが不完全な状態でした。金曜日の午後は、路面に合っていないハードコンパウンドのタイヤを選んでしまい、大きく遅れをとりました。しかし、土曜日は良いフィーリングで走れたこともあり、遅れを取り戻すことができました。ラリーを通してミスのないクリーンな走りを心がけ、その過程で様々な改善方法を学べたのは大きな収穫です。今後も努力を続ければ、将来的にはより速く、そして力強く走れるようになると信じています。」
ラリー・チリWRC 2の結果(h:時間、m:分、s:秒)
1 Takamoto Katsuta/Daniel Barritt (Ford Fiesta R5) 3h29m26.7s
2 Benito Guerra/Jaime Zapata (Skoda Fabia R5) +3m06.1s
3 Alejandro Cancio/Santiago Garcia (Skoda Fabia R5) +5m07.2s
4 Cristobal Vidaurre/Ruben Garcia (Skoda Fabia R5) +5m27.3s
5 Samuel Israel/Nicolas Garcia (Citroën C3 R5) +6m37.7s
勝田の次戦は、5月24日(金)から25日(土)にかけて開催されるフィンランド・ラリー選手権 第4戦「リーヒマキ・ラリー」です。このラリーに勝田は、WRカーのヤリスWRCで出場します。ヤリスWRCでのラリー参戦は、今年3月に出場し優勝した「イタラリー」以来2回目となります。また、その翌週に行われるWRC第7戦「ラリー・ポルトガル」には、今回のチリと同じようにフィエスタ R5でWRC 2に挑みます。