2026年のラリーシーズンは、Škoda Motorsportとそのカスタマーチームにとって再び大きな成功の年となりました。Škoda Fabia RS Rally2を駆るクルーが、FIA世界ラリー選手権(WRC)のサポートカテゴリーであるWRC2、FIA欧州ラリー選手権(ERC)、そしてチェコ・ラリー選手権(MČR)の3つの主要タイトルを手にしたのです。
WRC2タイトル:エストニア勢の快進撃

エストニアのロバート・ヴィルヴェス/ヤッコ・ヴィーロ組(Toksport WRT)が、Škoda Fabia RS Rally2でWRC2チャンピオンに輝きました。
7戦のノミネートイベントで4勝・2位2回という安定した成績を残し、タイトルを決定。勝利したのはサファリ・ラリー・ケニア、アクロポリス・ラリー・ギリシャ、ラリー・エストニア、ラリー・フィンランドです。チリとイタリア(サルディニア)では2位を獲得しています。
ヴィルヴェス選手(26歳)はシーズンを振り返り、「信じられないようなシーズンだった。Škoda Motorsportが提供してくれたマシンは速くて信頼性抜群だった。特にコドライバーのヤッコとToksport WRTのチーム全体に感謝したい。彼らのサポートがなければタイトルは取れなかった」と、サルディニアでの最終戦後に語っています。
ヴィルヴェス選手は2022年にFIAジュニア世界ラリー選手権を制した実績を持ち、今回のタイトルでŠkodaドライバーとして8人目のWRC2/WRC2 Pro/WRC2 Openタイトル獲得者となりました。さらに、主要国際タイトル未経験者を対象としたWRC2 Challengerカテゴリーでも同時にタイトルを獲得しています。
ERCタイトル:フィンランド勢が初の大タイトル

WRC2でヴィルヴェス組のライバルの一人でもあったフィンランドのテーム・スニネン/アンティ・ハーパラ組(The Racing Factory)が、Škoda Fabia RS Rally2でFIA欧州ラリー選手権(ERC)のタイトルを手にしました。
彼らはラリー・ポーランドで優勝。イタリアのラリー・ディ・ローマ・カピターレ、チェコのバラム・チェコ・ラリー・ズリーン、ウェールズのラリ・ケレディジオンで2位、スペインのアンダルシア・ラリー・シエラ・モレーナで4位とポイントを積み重ね、タイトルを決めました。タイトルは最終戦を残したケレディジオンで確定。両選手にとってキャリア初の主要タイトルとなります。
チェコ選手権:地元ヒーローが2度目の王座

チェコ・ラリー選手権では、ドミニク・ストリーテスキー/オンドジェイ・クライチャ組(Auto Podbabská Škoda Team)が2度目の総合タイトルを獲得しました。前回優勝から2年ぶりの戴冠です。
6戦中4勝(ラリーエ・チェスキー・クルムロフ、アグロテク・ペトロナス・ラリー・フストペチェ、ラリー・ボヘミア、ラリー・パチェヨフ)という圧倒的な成績。26歳のストリーテスキー選手は、Škoda車で11度のチェコ選手権を制した地元の英雄ヤン・コペッキー選手の足跡を追う形となりました。
この勝利により、Škodaはホーム選手権で6年連続タイトルを達成しています。
過去にもあった「3タイトル同時獲得」の年
Škodaドライバーがこれら3タイトルを同時に獲得したのは今回が初めてではありません。
• 2019年:カッレ・ロバンペラ(WRC2 Pro)、クリス・イングラム(ERC)、ヤン・コペッキー(チェコ)
• 2021年:アンドレアス・ミケルセン(WRC2とERC)、ヤン・コペッキー(チェコ)
• 2022年:エミル・リンドホルム(WRC2)、エフレン・ジャレナ(ERC)、ヤン・コペッキー(チェコ)