
名門ランチャは、新型マシン「ランチャ・イプシロン Rally2 HF Integrale」を擁し、2026年WRC第1戦ラリー・モンテカルロで世界ラリー選手権への公式復帰を果たしました。11年ぶりに本格的な積雪と氷に覆われた過酷なコンディションの中、チームはWRC2カテゴリーでその高いポテンシャルを証明しました。
チーム全体の戦績
- WRC2ステージ勝利数: 計8回(ロッセル:7回、グリャジン:1回)。
- 最終日(スーパーサンデー): ロッセルが日曜日の全4ステージを制覇し、スーパーサンデー部門で総合優勝。
- ランキング: チームとしてWRC2チームランキング首位でモナコを後にしました。
ヨハン・ロッセル (Yohan Rossel)

序盤のミスを跳ね除け、最終日に圧倒的なパフォーマンスを見せました。木曜日のSS1で壁に接触し、一時リタイアを余儀なくされましたが、「スーパーラリー」規定で再出走。日曜日の全4ステージ(パワーステージ含む)でトップタイムを記録。パワーステージでは、より上位のRally1マシンを抑えて総合5位のタイムを叩き出し、貴重なポイントを獲得しました。
「SS1でミスをしてしまい、そこから挽回するのは非常に困難でしたが、このマシンの速さは証明できたと思います。モンテカルロで勝つには全行程でミスが許されませんが、今週末の問題は車ではなく自分にありました。次戦以降もこのマシンなら戦えると確信しています」
ニコライ・グリャジン (Nikolay Gryazin)

一時はWRC2の首位に立つなど、優勝争いを繰り広げました。序盤から首位を快走するも、SS2で左後輪のサスペンションを損傷。自力での修理を経てSS12まで優勝争いに踏みとどまりましたが、完全なスノー&アイス路面でコースオフし、再びサスペンションを損傷。最終的にWRC2クラス6位でフィニッシュしました。
「これほど過酷なモンテカルロは経験したことがありません。優勝争いの最中にミスをしてしまいましたが、マシンは自分の思い通りに動いてくれています。今はただ、自分がもっとうまく走る必要があると感じています」
ロベルタ・ゼルビ(ランチャCEO)
「モンテカルロでの復帰は、単なるスポーツの結果以上のものです。すべてが計画通りではありませんでしたが、プロジェクトの強さと将来への明確な方向性を確認できました」
ディディエ・クレマン(チームプリンシパル)
「歴史的な週末となりました。特に日曜日のロッセルの走りは全カテゴリーを合わせた中でも際立っており、我々が正しい道を進んでいることを示しています」。





