2023年FIA世界ラリー選手権のタイトルはすでに決定していますが、今週のFORUM8ラリー・ジャパンで行われるシーズンファイナルへの期待は高まっています。
ヒュンダイのティエリー・ヌービルは、今年ドライバーズ選手権とマニュファクチャラーズ選手権のタイトルを逃しましたが、トヨタのパレードに雨を降らせたいと願っています。
ベルギー人ドライバーは、12カ月前に全アスファルトで行われたこのイベントがWRCカレンダーに復帰したとき、それを成功させました。今回はGRヤリス・ラリー1に挑戦するエルフィン・エヴァンスとドライバーズ選手権2位の座をかけて対決する事になっています。
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーでのターマック走行距離と昨年の優勝を携えて日本に行きます」と、i20 N Rally1のスターはエヴァンスに7ポイント差をつけて語った。「私たちの成功が続き、また素晴らしい経験ができることを願っています」
前戦のクラッシュでチームメイトのカッレ・ロバンペラが2度目の世界タイトルを獲得したエヴァンスは、昨年惜しくも逃したリザルトを狙う。2022年、ウェールズ出身のエヴァンスは、ホイールの損傷によってGRヤリス・ラリー1のホーム優勝を逃しました。
「ラリー・ジャパンは私自身とチームにとって重要なラリーになる。昨年は終盤まで優勝争いに加わっていたので、その悔しさを晴らしたい。」
同じトヨタの勝田貴元が昨年の3位を上回れば、ホームの大声援がさらに加速する事でしょう。勝田と8度のチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジェは、4人の強力なGRヤリス・ラインアップを完成させます。
ヌーヴィルはエサペッカ・ラッピとダニ・ソルドとともにi20 Nラリー1の3本柱で攻める。特に、まもなくチームメイトとなるオット・タナクとの対戦となる。
テナクは2024年にヒュンダイに移籍する前、Mスポーツ・フォードでの最後のラリーをスタートさせます。イギリスを拠点とするこのチームは、同じフランス人ドライバーのピエール=ルイ・ルベに代わり、トップレベル復帰を果たすアドリアン・フルモーのためにプーマRally1もエントリーしています。
木曜日の夕方、豊田スタジアムで開催されるラリー開幕戦のスーパースペシャルステージには、最大4万人のファンが詰めかけます。日曜日の午後にフィニッシュするまでに、愛知と岐阜の山岳地帯で合計304.66kmにおよぶ22の厳しいスピードテストが行われます。