各観戦場所の観戦ガイドを見れば、何時にどこの駐車場や駅からシャトルバスに乗れば観戦出来るかはわかりますが、やっぱり公式ドキュメントのアイテナリーの読み方がわかると、ラリーイベント全体の進行が理解できて、より楽めると思います。
そこでこの記事では、ラリージャパン2023Day1のアイテナリーをサンプルに見方を簡単に解説。
横軸の項目
項目名 | 意味 |
TC | タイムコントロールの略。ラリー競技のルート上(スタート・フィニッシュ・SS入口など)に配置され、走行が時間通りに進んでいるかの確認を行うエリアです。この欄にはその番号が書かれています。 また、もしリタイヤした場合、リタイヤしたTC名が書かれるのでどのTCでリタイヤしたかわかります。 |
LOCATION | TC欄に書かれた番号の名称が記載されます。 |
SS dist | SS競技区間の走行距離 |
Liaison dist | 1つ前のTCからそのTC迄の距離 例 1Cの0.66は1Bから1C迄の距離。 |
Total dist | SS dist + Liaison distの合計距離 |
Target time | リエゾン区間の目標走行時間/サービスで整備が行える制限時間 |
First car due | そのセクション走行順1番目の車両に対して指定された通過時間。2番目以降の車両は、アイテナリー記載の時刻+走行順x走行間隔(WRCの場合は3分)が、その車両に指定された時刻です。 |
その他
項目 | 意味 |
SERVICE IN〜SERVICE OUT | サービスの開始時刻と終了時刻 |
refuel | 燃料給油タイミング distance to next refuel は次の燃料補給場所迄の距離 |
Parc Ferme Inとout | パルクフェルメ(車両保管場所)に車両を入れる時間。および車両を出せる時間。 |
では、ここまでの内容を踏まえて、ラリージャパン2023Day1のアイテナリーをサンプルに、昼のサービスまでのタイムスケジュールを見てみましょう!
以下記載の時刻は、全て走行順1番目のクルーの時刻です。2番手以降の時刻は、記載の時刻に走行順x走行間隔を加算したものです。
- セクション2。車両保管庫からマシンを出せる時間は5:29
- 朝のサービス時間は5:34〜5:49
- 豊田スタジアムのリフューエルで燃料補給。
次のリフューエルまで、SS区間43.05km、ロードセクション57.82kmあり - SS2 Isegami’s TunnelのTCインは6:59。豊田スタジアムからの距離は36.74km
- SS2 Isegami’s Tunnel 1 23.67kmのスタート時刻は7:04
- SS3 INABU DAMのTCインは7:59。SS2ゴールから12.88km
- SS3 Inabu dam 1 19.38kmのスタート時刻は8:04
- SS3ゴールからリフューエルまでの距離8.2km
- SS4 Shitara TownのTCインは8:59。リフューエルからの距離は10.67km
- SS4 Shitara Town 1 22.53kmのスタートは9:02
- 豊田スタジアムのサービス入り口にあるリグループ/テクニカルゾーンインが11:11。
SS4ゴールから62.22km(サービス入り口にあった大きな白いテント) - 昼のサービスは11:41〜12:21
と言う具合に慣れればそれほど難しくないと思いますので、ぜひアイテナリーを歩けるようになりましょう!