A challenging return to Sweden for Katsuta
TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元選手。序盤は6位につけ、最終日の日曜日の2本目のSSではWRC 2で3番手タイムを記録するなど、良いコンディションの路面で本来の速さを発揮。8位フィニッシュが期待されましたが、残念ながら最終SSで雪の中に隠れていた石でホイールにダメージを受けてスタック。コースに復帰できず完走はなりませんでした
勝田貴元
とても難しい週末でした。雪、解けた雪、グラベル、泥など様々な路面が混ざる複雑なステージが多く、自分がこれまでに経験したことがないようなコンディションで、自信を持って走る事ができませんでした。本当に運転が難しく、危ないシーンも何度かありました。それでも攻め続けようと努力したのですが、土曜日に雪壁に当たった際ラジエーターに詰まった雪を取り除くため、タイムをかなり失ってしまいました。そこでアプローチを変え、自分の順位を受け入れ、少し慎重に良いリズムで走るように切り替えました。日曜日の朝は理想的なウインターコンディションとなったので、とても楽しくドライブできましたし、良いタイムも出ました。最終ステージでは慎重に走ったのですが、自分のペースノートに記されていない大きな石がコーナーのイン側にあり、それに当たってしまいました。本当に残念ですが、それでも大部分のステージを走りましたし、凍った路面では速さがあったと思います。複雑な路面コンディションでは改善の必要性を感じましたが、今週末は多くを学んだので、今回の経験が将来必ず活きるはずです。
ラリー・スウェーデン WRC 2の結果(h:時間、m:分、s:秒)
1 Ole Christian Veiby/Jonas Andersson (Volkswagen Polo R5) 2h54m04.0s
2 Emil Lindholm/Mikael Korhonen (Volkswagen Polo R5) +2m03.5s
3 Johan Kristoffersson/Stig-Rune Skjærmoen (Volkswagen Polo R5) +2m19.6s
4 Emil Bergkvist/Patrik Barth (Ford Fiesta R5) +2m28.8s
5 Nikolay Gryazin/Yaroslav Federov (Skoda Fabia R5) +3m04.4s
R Takamoto Katsuta/Daniel Barritt (Ford Fiesta R5)
次回のイベント情報
勝田の次戦は、3月2日に行われる、フィンランド・ラリー選手権「イタラリー」です。フィンランド東部のヨエンスーが舞台のスノーラリーに、勝田は初めてWRカーのヤリスWRCで参戦します。なお、WRCイベントに関しては3月28日から31日にかけて、フランスのコルシカ島で開催されるターマック(舗装路)ラリー 「ツール・ド・コルス」に、フィエスタ R5で出場を予定しています。