WRC Arctic Rally Finland 2021 Day 1

サービスパークが置かれるロヴァニエミは北緯66度33分と北極圏の入り口にあり、森林地帯に展開するステージは降り積もった雪によりラリーにとって理想的なスノーコンディションになりました。

金曜日は午前中にシェイクダウンが行われ、午後から競技がスタート。ロヴァニエミから約80km東に離れた森林地帯で、今大会最長のステージとなる全長31.05kmの「サリオヤルヴィ」を2回走行しました。１本目は午後3時過ぎのスタート。２本目は午後6時半過ぎのスタートとなり、暗闇の中で行われました。

２位と16.2秒差という大差で、初日を首位で終了したタナクは「私は幸せとしましょう。しかし、非常に早い段階であり、まだ喜んではいられません。これはジェットコースターのような日であり、典型的な非常にテクニカルでアップダウンのあるフィンランドのステージです。確かに、今日は大きな結果であり、スタート順とタイヤがその役割を果たしています。車のバランスは大丈夫ですが、常に良くなる可能性があるので、取り組む必要があることがあります。現時点ではリードしていますが、スタート順がライバルとは異なっていたため、明日はすべてが変わる可能性があります。集中し続け、プッシュし続ける必要があります。」

End of day one (Friday):
1 Ott Tänak/Martin Järveoja (Hyundai i20 Coupe WRC) 31m50.7s
2 Craig Breen/Paul Nagle (Hyundai i20 Coupe WRC) +16.2s
3 Kalle Rovanperä/Jonne Halttunen (Toyota Yaris WRC) +20.4s
4 Thierry Neuville/Martijn Wydaeghe (Hyundai i20 Coupe WRC) +29.8s
5 Elfyn Evans/Scott Martin (Toyota Yaris WRC) +32.0s
6 Teemu Suninen/Jarmo Lehtinen (Ford Fiesta WRC) +34.5s
7 Takamoto Katsuta/Dan Barritt (Toyota Yaris WRC) +38.8s
8 Oliver Solberg/Seb Marshall (Hyundai i20 Coupe WRC) +45.9s
9 Sébastien Ogier/Julien Ingrassia (Toyota Yaris WRC) +49.8s
10 Gus Greensmith/Elliott Edmondson (Ford Fiesta WRC) +1m05.8s

競技2日目となる2月27日（土）のデイ2は、サービスパークの東側で3本のスノーステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行します。6本のSSの合計距離は144.04kmと3日間で最も長く、リエゾン（移動区間）も含めた1日の総走行距離は455.57kmとなります。