WRC Rally de España 2019 FINAL
ラリーエスパーニャは最終日。
サービスパークが置かれるサロウの北側エリアで2本のターマック(舗装路)ステージを各2回走行。4本計74.14kmのSSで競われました。
タナクは、最終戦ラリー・オーストラリアを待たずしてドライバーズタイトルを決定しました。タナックとヤルヴェオヤにとっては初めてのWRCタイトルとなり、彼らはエストニア人初のWRCチャンピオンとなりました。WRCのドライバーズタイトルは2004年から2012年にかけてセバスチャン・ローブが、2013年から2018年にかけてセバスチャン・オジエが獲得していましたが、久々に新しいワールドチャンピオンが誕生しました。また、トヨタのドライバーが世界王者となるのは、1994年以来で通算5回目となります。
オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
今の気持ちを言葉にすることは簡単ではありません。この週末に感じたプレッシャーは、これまでとは違うレベルでした。世界チャンピオンになることは、自分の人生の目標でした。ミスをすることは許されず、しかしタイトルを決めるためには良い結果が必要だったので、とても大きなプレッシャーを感じましたし、スタート直後はいつものように走れませんでした。しかし、最終的にはリラックスすることができましたし、普段通りに運転できるようになりました。今朝はクルマのフィーリングが良く、いいリズムで走れました。しかし、それでもダニ・ソルド選手の方が常に少しだけ速かったので、パワーステージで必要なポイントを獲得するのは難しいように思えました。それでも全力で攻めたことが、結果的に報われました。これまで、いくつもの試練を乗り越えてきたので、ついにタイトルを獲得できて本当に嬉しく思います。素晴らしい仕事で我々を支えてくれたチームに感謝します。
ラリー自体は、優勝ヌービル。2位タナク、3位にソルドが入りました。
CLASSEMENT FINAL PROVISOIRE
Neuville / Gilsoul (Hyundai i20 WRC) 3h07’39’’6
Tänak / Järveoja (Toyota Yaris WRC) +17’’2
Sordo / Del Barrio (Hyundai i20 WRC) +17’’6
Loeb / Elena (Hyundai i20 WRC) +53’’9
Latvala / Anttila (Toyota Yaris WRC) +1’00’’2
Evans / Martin (Ford Fiesta WRC) +1’14’’2
Suninen / Lehtinen (Ford Fiesta WRC) +1’47’’6
Ogier / Ingrassia (Citroën C3 WRC) +4’20’’5
Ostberg / Eriksen (Citroën C3 R5) +8’24’’6 (1ers RC2 & WRC2Pro)
Camilli / Veillas (Citroën C3 R5) +8’47’’2 (2èmes RC2 & 1ers WRC2)
Drivers
Ott Tänak – 263 points
Thierry Neuville – 227 points
Sébastien Ogier – 217 points
Andreas Mikkelsen & Elfyn Evans – 102 points
Kris Meeke – 98 points
Jari-Matti Latvala – 94 points
Teemu Suninen & Dani Sordo – 89 points
Esapekka Lappi – 83
CONSTRUCTEURS
Hyundai WRT – 380 points
Toyota Gazoo Racing – 362 points
Citroën Total WRT – 284 points
M-Sport Ford WRT – 218 points